ゴムボートバッシング
〜 スローバッシングのススメ 〜
arioさん所有 青色3号(ブルースリー号) |
■ボート
アキレスBFX−275(3人乗り)
■エレキ
ミンコタ ENDURA 30
■バッテリー
ボイジャー105A
■ドーリー
アキレスボートドーリーW
■魚探
HONDEX HE−6100
アキレスギョタッチメント
動画による走行シーン→動画ファイル(5MB AV形式)
Windows Media Playerなどでご覧いただけます。
◎自作ロッドホルダー
ベース部にはアルミの廃材、ホルダー部には市販の壁掛けロッドスタンド(780円)が使用され、軽量且つ剛性感のあるロッドホルダーに仕上がっている。収納可能本数は3本で、ロッドベルト代わりとなっているのは奥様の髪留めゴム。
取り付け方法は小型の万力(廃材利用)によるもので、ボート本体には別売りの竿かけモールド(700円)で接合される。(※万力以外にもステー+蝶ネジで代用可)
◎自作パワードーム(試作品)
メジャー持参の上、サイズ・形状は本人が某P店にて直接採寸されたという、現段階においては実験的なパワードーム。アルミ板(廃材)の加工により作成。
ジョイント部にはL型ステー(180円)とステー(150円)が使用され、エレキシャフトにボルトナットで固定される。(現在はパワードームU軽量版を構想中)
※パワードームとは?
エレキのパワーロスを軽減し、スピード・安定性を向上させる為のもので、同時にプロペラを水中の障害物から守り、キャビテーションノイズを軽減する役目を果たす。
◎新型パワードーム&ラダー
上記、パワードームの性能をより向上させ、新たにラダーシステムと、水流安定機(シャフト部)を搭載した新型モデルがこれ。 パワードームは更にカーブが大きくなり、垂直方向には同じくアルミ素材のラダーがついた。固定には、ホームセンターで売られている水道管用の固定バンドを使用されている。
シャフト部に黒く巻かれているゴム部分は水流安定機で、走行時、水流によるシャフトのブレを押さえる事により、スピード・パワー・燃費を向上させる狙いがある。 しかし、この部分についての効果はまだ未確認だそうで、今後更なる改良の余地が残されているそうだ。
◎自作エクステンションバー
市販の突っ張り棒(498円)にホームセンターなどで売られているジョイント(90円)を繋ぎ合わせて作成。ハンドル部には自転車用のグリップ(2個300円)が流用されている。これによりボートの中央部に座っての操船が可能となり、操作性は著しく向上し、腰にも優しくなった。(現在は材質・ジョイント部の改良を検討中)
そして後日、改良されたジョイント部がこちら。透明部分がそれで、ホームセンターにて売られているビニールパイプを使用。これにより、広い角度での操作が可能となり、より一層操作性がアップした。腰への負担も随分軽減したそうだ。
◎自作スタビライザー
ゴムボート釣行の何が辛いかといって、風や流れに翻弄される事ほど辛いものは他に無いのだが、その宿命的欠点とも言える部分をかなり軽減してくれるのが、このスタビライザーである。arioさんの場合、それを市販の竿かけモールドと、木材で自作されてしまった。
フィンの横に通っている棒は、フィンが中央に寄ってしまうのを防ぐツッパリ棒で、試し走行時に発見した問題点に急遽対応したもの。やってみて初めて分かる問題点は、沢山あるらしい。
◎自作アンカーシステム
アンカー引き上げ時の労力を軽減し、いつでもワンアクションでアンカーを投入可能な状態に保つシステムがこれ。アンカーを外に垂らす事でボート内が広く使え、浸水が防げるというメリットもある。
滑車部にはホームセンターで購入できるラチェット(1449円)が使用されており、これによりストッパー機能が働き、好きな位置でロープを固定することが可能となる。
◎底板補強
直接ボートに擦るコーナー部分にはシール保護がされており、船布を傷つけないよう配慮がされている。ゴムボートの船底は思いのほか弱く、ちょっとした擦れにもすぐ破れてしまうだけに、こういった一工夫は案外大切なポイントである。
◎回転椅子
改造とは言えないかも知れないが、あると無いとでは釣行時の疲労感が全く違ってくるのが椅子。というのも、ボート付属の台座というのはとても硬い木材で出来ており、これが大変お尻に辛い。(骨に当たる) その点、椅子なら視点も高くなり、バスも見つけやすくなるばかりか、エレキの操作もしやすくなる。arioさんの場合、市販のパイプ椅子にテレビ用の回転台を両面テープで貼り付けるという一工夫をされている。これにより腰への負担がかなり減ったそうだ。
◎ボートドーリーW
ゴムボート釣行の一番の泣き所、「スロープ間の往復運搬作業」を少しでも解消してくれるアイテムがこれ。 ario氏はアキレス社のボートドーリーWを使用されている。取付は付属の竿かけモールドを接着剤で船体に固定し、上からパーツをかぶせ、ネジで止める方法が採られている。
設置するとこのような状態になるが、残念ながら日吉ダム等の小砂利まじりのスロープでは使用が困難。コンクリートやアスファルト等、平らなスロープでの使用が前提となる。(現在、日吉ダム用に別ドーリーを検討中)
◎キャリー
日吉ダムのスロープ運搬用にとコーナンにて購入(3980円)。ボート本体、バッテリー、エレキ、タックル、全てを一回で運搬でき、運搬後はハンドル部を取り外し、ボートに積載できる。タイヤは空気を入れる中空タイプなので、クッションにもなり、路面の衝撃で荷物が落ちる事も無く、カートのように横滑りする事も無い。
予断ではあるが、日吉ダムのようなコジャリ混じりのスロープでは、よく倉庫などで使用されている運搬カートでは全く話にならない。少なくともこのキャリー程度の大きさのタイヤは必要だし、素材も中空でなくてはならない。
〜以下、ario氏の改造具合に合わせて随時更新予定〜