ゴムボートバッシング
〜 スローバッシングのススメ 〜
| はらはらさんの 快適改造テクニック |
ゴムボのフットコン化で悩んでいたとき、kobaritさんのようにukiten HPに流れ着き、多くの先達の技を参考にして、このたびフットコン化に一応たどり着きました。 達人のみなさまにはまだまだ及びませんが、感謝の意を込めまして、また失敗談も含めて投稿させて頂きます。 というコメントと共に改造ゴムボートの写真を送って下さった、はらはらさん。 ご本人、謙遜されてはいますが、さすが先達の技を踏襲されたとあり、製作された改造ゴムボートはかなりの物でした。 以下、コストパフォーマンスに優れたベストコンパクトカーの如き改造ボートを、頂いたコメントを中心にご紹介していきましょう。 ※）は管理人コメント
【はらはら号概要】
■ボート：アキレス PV4-542 ■エレキ：ミンコタ 36AT
■バッテリー：ボイジャー 80A ■自作フロントデッキ
※）上記がはらはら号の概要。 ４人乗りボートをベースに、一人乗りを前提としてフットコン化されているようだが、一見して必要十分な機能を有しているのが分かる。 改造には主に木材を使用され、極力シンプルかつ安価に仕上げておられるので、これからカスタムゴムボを目指す方などには、とくに良いお手本になるだろう。セッティングの素早さ、船体の軽さも見逃せないポイントだ。
【ボート】
ベースは手頃な価格帯のPV4-542を選択しました。痛んできたら同価格帯のボートを乗り継いでいこうかと考えてます。
※）因みにこのボートの２００６年７月現在での販売価格は、約３万４千円。同じくエレキが約６万円程度なので、バッテリー＋チャージャー、改造費の一切合財を含めると、総額で１５万程になるだろうか？ 一から揃えるとなると決して安い物ではないが、手漕ぎから始め、改造を楽しみつつ、順にステップアップしてゆくというのもゴムボートの楽しみ方のひとつだ。
【フロントデッキ】
roroさん、BONさん、kobaritさんのお知恵を拝借しました。アイデアを拝見したときはホントに目から鱗でした。竿掛けモールド二点支持方法をとっております。またデッキを極力コンパクトにするために、長めの棒（長さ25mm、直径8mmのスクリュー）でエレキの重さがかかる方向に支持するようにしました。一度は軽量化を図って厚さ5mmのコンパネでトライしましたが、さすがにエレキの重さでたわんで剛性感がなかったので、12mmで作成し直しました。ある程度の厚みは必要でした。
※）もはや定番となりつつある、この竿掛けモールドを使用したデッキ固定方法。 今回は、はらはらさんもこのやり方を採用されたようだが、頂いたコメントには試行錯誤より導き出された具体的な数値も幾つかあるので、これからこのやり方を試みる方などには非常に参考になるだろう。 個人的にも、特にスクリューの支持方法などは、安全にも関わるポイントなので、ぜひ積極的に真似てもらいたい。 発進時、デッキにかかる負担や、プロペラを持ち上げる際の抵抗は、思いのほか大きいものだから。
【ラダー＆ラダーマウント】
またもkobaritさんのお知恵を拝借です。オールの半分をU字ねじ二つで固定してます。バッテリー切れのときはナットをプライヤーでゆるめれば、取り外して本来のオールとして使用できます。
ラダーマウントはバッテリーの重さで船尾に半固定するようにしております。メリットはセッティングが非常に簡便であることです。コンセプトはコンパクトさで、蝶番を使ってZ字型にコンパネを切り貼りしており、収納時はたためるようになっております。正直、フットコン化すれば横に船体が流れてもすぐに修正できるから、ラダーはいらないかも・・・と、ラダーの装着は考えていなかったのですが、なかったら船尾が右に左に流れて操船が非常に困難であることが判明しました。装着したら、これが非常に快適！直進したときの安定性が雲泥の差でした。
※）ラダーに関しては良くご質問を受けるのだが、はらはらさんも仰るように、フットコンには無くてはならないアイテムだといえる。無いとクルクル回って能力を十分発揮できないばかりか、停止→反転時などには、反動で危うくボートから投げ出されそうになっしまう。決して大げさな物じゃなくても十分機能するので、何はさておき取り付けておきたい。
【シート】
改造とは呼べませんが・・・手こぎ時代はBBQなどに使用するアウトドア用の折りたたみいすを使用しておりましたが、フットコンを操作するには座面が低く、足に力が入らず具合が非常に悪いことが判明しました。そこでアルミの脚立を用意。先達のお知恵はすごいな、とここでも実感しました。
※）シートに関しては案外お座なりにしがちだが、これの良し悪しで釣行時の快適度は大きく違ってしまうもの。 因みに私は四本足の丸椅子を使っているが、これだと不意の横波や、ボート反転時には、若干フラついてしまう。その点でも横方向への安定度が高い脚立は、ベストなチョイスだといえるだろう。また４本足の場合、ハードユーザーの方などはこういった事態も・・
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以上、はらはらさんの引き続きのご投稿を、心よりお待ちしております。。