ゴムボートバッシング
〜 スローバッシングのススメ 〜

「ホノアヤ」さんの快適改造テクニック

今回御紹介するのは、バス暦26年のホノアヤ(ブログ)さんが所有するボート、「ホノアヤ号」。 ポパイの2006年モデル、「スプラッシュBEE」をベースに、いつも通われている某リザーバー専用機として、主にサイト・カバー撃ちをコンセプトに作られたそうだが、気になる各部の仕様はどのようになっているのだろうか? 今回もまた、頂いた画像とコメントをもとに御紹介してゆきたい。




これが「ホノアヤ号」の全体図。 ボート前部にはポパイ純正マウント(赤)に加え、自作の拡張デッキ(灰)が設けられ、一見し、これがシャロー撃ちを目的として作られた事が窺える。 また、ボート後部の形状はソルト対応のA型となっているのも大きな特徴で、この形状のボートを御紹介するのは、このコーナーではこれが初となる。


こちらはもう少し寄った図。 自作のフラットデッキに注目していただきたい。 これは17ミリの合板にカーペットを貼って作製し、竿掛けモールドにピンで固定されたそうだ。 デッキ上に見られるメジャーは380円のものの直貼りで、これもなかなか使い勝手がよさそうである。


尚、以前にも書いたとは思うが、ゴムボートのフラットデッキ化は、今のところ改造派バサーだけに許された技術。 未だ市販のものには無い構造だ。 それだけに、普段ゴムボートの視線の低さに悩まされてる私などは、これが激しく羨ましい。 サイト時の有利性は言うに及ばず、オーバーハング下へのキャスト、琵琶湖でのウィードパッチの発見等、そのアドバンテージは想像以上にある筈なのだ。


それから写真中央に見えるスチロールブロックは、噛ませ用の支え。 効果は不明だそうだが、シートとデッキの間に挟まれてある。 下に見えるコードはバッテリーの取り付けプラグだろうか? 床下面積がこれだけあると、バッテリーの格納や濡れ物の収納にも困る事はないだろう。


続けて下の写真はロッドホルダーの部分。 いまや改造派バサーには定番的改造となったが、「ホノアヤ」さんの改造もこれまた秀逸。 こんなに美しいのに、なんと制作費はたったの1000円! 100均で材料を揃えられたそうだ。 作り方は角材にカーペットを貼り、パイプ固定用の輪っか(?)で固定されたそうで、風が強くてフラットデッキを外している時などは、竿掛けモールドに直付けが可能ならしい。 安くて機能的でデザインも良い改造なので、是非とも参考にされたい。



と、今回御紹介する改造はここまでなのだが、ホノアヤさんの次なる挑戦は、自作パワードームの作成、船体のフルフラット化、および潤さんのような、ペダルのオフセット化、それに満足のいくドーリーの作成と、まだまだ続く。 なかでもドーリーは、いつも通われてる「地獄のスロープ」対策として、早急に取り掛かられるそうなので、今からその完成が非常に楽しみだ。 ゴムボマンにとって長年の懸案ともいえるこのテーマに、ホノアヤさんはどのように立ち向かわれるのだろう?


ホノアヤさんが現在通われる某リザーバーのスロープ。 水際までの距離はおよそ100mで、現状、「水辺まで台車にて運搬。準備で3回は往復、片づけで3回は往復の、1日6回往復で、家に帰ってからは全身筋肉痛・・(メールより抜粋)」という事らしい・・。

 





3/10NEW!

このたび、ホノアヤさんより新たな改造の報告をいただいたので、ここにご紹介。 今回もまた、詳細なレポ+加工済み画像の形で頂けたので、それをそのまま転載させていただきます。(ホノアヤさん感謝!)

管理人さんお久しぶりです。 ほのあやです。
初投稿からかなりの月日が経ち、ゴムボの方も痛みだし、シーズンオフとなった今年の冬、ゴムボの修理からはじめました。 そこで兼ねてからやろうと思っていたフットコンのオフセット仕様を作ることに! しかし、ここから悲劇は始まっていました・・・・




↑フットコン仕様の図。
自分右利きの為、若干右にずらし適当にのこぎりでカット
が、この適当がまずかった・・・




↑適当にカットしたためチューブにあたってしまい、若干イビツに・・・
しかし満足して今年はこれで行くぞ!と思っていたところ、
補修したはずの部分から空気漏れ!
色々なボンドを試すもうまくいかず、ネット検索してたところアクアシールなるものを発見!
あとから気がつきましたが、管理人さんのHPに載っているのを見てしまいました(爆)
釣具屋で約1500円で購入・・・高い!!
しかし、これは最高!買って正解でした。

ところがだんだん、痛み出したゴムボのチューブの上にデッキを載せ、
体重を掛けるのもどうかと思いはじめ、
結局、フットコン仕様は一度も浮くこともなく更に改造!!(爆)


   

↑そんな事で、フルフラット化です。




↑収納用の扉も2ケ作成


↑はフロント固定部分です。
純正フロントデッキキットに板をかまし、柱を2本立ててデッキを固定。




↑リアデッキ固定部分です。
これまた純正シートキットを流用し、板をかまして同じように柱2本にデッキを固定。
しかしこれではデッキが浮いてしまうので、
中間部分に折りたたみBOXに入れたバッテリーを置いて、
前・後にステーをボルト止めした荷造りベルト? で締め付けて固定しました。




デッキの端に立ってみましたが板が浮くこともなく固定できました。




↑の写真のつっかえは最初取り付けていませんでしたが、
負荷をかけたら・・・ピシッと来たので補強しました。
これも原因は先日ホームセンターで合板安売りしており喜んで買いましたが
以前買ったものより薄いことが原因・・・・ ということで、
写真のような感じで、デッキ裏にはフロント3本、リア2本で補強済しました。


このフルフラット仕様は去年子供と釣りに行った際に、
『パパ〜足伸ばして寝たいね!』って言われたのが、
改造するきっかけでもあります!(爆)
住宅ローンやら生活費で到底バスボートなど買えないけど気分はバスボート!(笑)

最後にヤフオクで去年ドーリーをGETし、
昨年夏に3日間会社を休み、レンチャンで湖に釣りに行きました。
例の地獄のスロープをついに克服・・・・・!?
といいたい所ですが、フロントに台車をかまし下りラクラク!
上りトレーニングは変わりませんが、往復1回で上り下り出来るようになりました。
今年はこの仕様でがんばりたいと思っております!
後はハンドエレキが欲しいな〜 エレキ2基がけが今後の目標です!



という事で、今回の改造で、また一歩完成形に近づいてしまった「ホノアヤ艇」。
「パパ〜足を伸ばして寝たいね!」というお子様の一言が、改造のきっかけだそうですが、そのあまりの満点パパぶりが泣かせます! 思わぬトラブルの末とはいえ、念願のフルフラット化もなったし、おまけに素晴らしいデッキ下収納まで実現出来たし、もういう事なしなんじゃないでしょうか?  本格的なシーズンインを目前に、今からワクワクするホノアヤさんと、お子様の姿が目に浮かぶようです(笑)





- 達人紹介ページへ -
- ゴムボトップページへ -