ゴムボートバッシング
〜 スローバッシングのススメ 〜


既に、このコーナーでは何度か御紹介している、ショウさん(「Doco? Soco! -どこまでやるの?そこまでやるか!-」)の改造ゴムボートだが、今回は、これまでの遠征用ボートにかわり、新たにリザーバー専用艇の御投稿をいただけたので、ここに発表する。 氏のあまりに精力的過ぎる(恐らく日本一or世界一?)ボート製作には、もはや私などは、その全容を時系列で理解するのは不可能になってしまったのだが(笑)、とにかく氏の華麗なる改造遍歴をご覧頂きたい。 今回もまた、全国三千万のゴンボユーザーを唸らせるに十分な内容となっている。(以下、頂いたものをそのまま転載)


船名 SSB-ディファイアント号(NX-02A&NX-02B)
リザーバー全域から大湖沿岸部付近が主なターゲットです。

ベース船スペック
アキレス・N2-521
全長215cm 全幅122cm チューブ径31cm 甲板長137cm 甲板幅60cm 重量14.5kg 気室数2
購入=2005年1月  購入価格=15000円(安!)



NX-02A(2006〜2008現在)


2006年製作の僚船(フロートボート)連携用に製作した一人乗り用ボートです。
一目でわかるとおりハイデッキ仕様です。
写真では30LBエレキを搭載していますが、その後ミンコタ・マクサム55Tに換装しました。

開発コンセプト
快適な昼寝が可能!(最優先事項!)
快適な釣りが可能!
あんまり辛くないセットアップ
僚船との連携
高機動性

仕様
ハイデッキ(上甲板)
スタビライザー1対
リア側エレキ ミンコタ・マクサム55T(55lb)
バッテリー シーキング90A×2
ビッグフット(マクサム55T制御用)
強化Gメイト(エレキマウント)
係留ゴムフック×2
スケール
フロートボートZ1改連携可能



船首ドッキング用ゴムフックです。
接岸時の係留にも使います。



係留用ゴムフック。左舷後方に設置されています(NX-02B共用)。



強化G-メイト。
55LBクラスのエレキに対応してます。



御約束装備の「80cmまでの何かを計れるスケール」です。



ハイデッキ一体型のスタビライザー。
ボートへの設置は折り畳み一発開放方式で手間はかかりません。
横に見えているアンカーはマッシュルーム型。ただ使うことは滅多にありません。



右上にわずかに見えているフロートボート・Z1改と連携して使いますが、
単船でも十分な機動性があり、エレキ船としてはかなり速い部類に入ります。

総評
機動性も高くデッキも広くゴムボートとしては異例の快適さ。
必要なのは乗る勇気だけ(笑)

NX-02B(2007 失敗作参考出品)



2007年製作の艤装一人乗り単船活動用ボートです。
ハイデッキ仕様ではなくオーソドックスな仕様になっています。

開発コンセプト
湖での極地活動用
あんまり辛くないセットアップ
高機動性

仕様
強化デッキ(底板)
船尾ラダー
フロント側エレキ ミンコタ・マクサム55T(55lb)
バッテリー シーキング90A×2
ハンドエレキ用バウデッキ
キャストシート&バッテリーボックス
係留ゴムフック×3



バウデッキ&エレキ(ミンコタ・マクサム55T)です。
バウデッキとボートの固定方法は
ノブボルト+板付きナット+竿かけモールド+ロープ
という、ちょっと変った固定方法です。
このクラスのボートに55LBエレキは普通に考えて過剰スペックですが、荒れやすい大湖でいち早く避難できるよう55LBエレキを標準装備にしました。



キャストシート&バッテリーボックス。
バッテリーは長時間使えるよう、シーキング90Aを2基まで搭載可能です。
キャストシート&シートポール&マウントベースは既製品です。



船尾ラダー。
おっそろしく簡易な作りです。



多目的ボード。
この手の板を一つ積んでおけばいろいろ重宝します。



強化底板。
9mm合板にて作成、変則三分割仕様です。

総評
完全な失敗作です。
船尾のラダーの効きが甘く、転舵時にドリフト気味になりました。
また55lbは完全にオーバースペックで迂闊に回頭すると急なアクションに落水しそうになりました。
ラダーをもう少し頑丈にし、エレキを36lbまでのフットエレキに変え、シートポジションを現状より後側に移動するなどの処置により、なんとか使えそうな感じはします。



2008年度の改造
NX-02B/2PS(2008 現在製作中)
2馬力船外機搭載に向けて思案・製作中です。






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