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   6月15日  癒し系リバー  ゴムボ  11:30〜18:00

全国一千万のバスジャンキー達を狂喜乱舞させた、
春の期間限定プリバス争奪戦も、ようやく一段落した観のある 今日この頃。
今でも 決して釣れなくは無いんだろうけど、
どの釣り場へ行っても 最近釣れてくるのは ガリガリのお痩せさんばかり。
(一般論 汗;)


どこかでスカッと胸のすくような 楽しい釣りがしたいな〜
まったり うっとり シッポリ 癒されたいな〜
なんて思ったら、そうだ! 我々にはあそこがあった!
あそこなら 楽しい釣りが出来るかも♪
と言う事で、本年初となる 癒し系リバーへ釣行。


清流にホバリングしている ビックバスを思い描きながら、
一年ぶりに 川沿いの山道をクネクネ。
期待に胸躍らせながら 目指すアプローチ場へ到着してみると、、
おや! 川面には 既に黄色いゴムボートが2艇。
それに ウェーダーマンの姿も・・。


今シーズン、まだ誰も入ってないと思っていたのに、これには とんだ見当違い。
我々の知らぬ間に もうとっくに シーズンインしていたのか?!
これは迂闊だった!
今日も今日とて重役出船の我々に 未だ残されている魚はあるのだろうか?
心配しつつも 出船準備。





川原にエイヤ!と、ゴムボを広げ、
果てしなくズタボロの船体に、果てしなく注入率の悪いポンプで エアーを充填。
ワタクシ的に 昨年実績NO1、NO2 タックルであるところの
F5-510+ウオデス、バトラークリプトン+カットテールNS を搭載したら、




さあ、出陣!
これより 川下りゴムボバッシングのスタート。
先ずは 例によって上流から流れてくる餌を求め、浅瀬にホバリングしているバスを探す。


「キョロ、キョロ・・」
「ホバリングバス おらんかえ〜」


もし幸運にも、そんな奴が見つかれば しめたもの。
普段、何やっても食わない奴らだけど、
スイムベイトに一発でアタックしてくるのは 昨年確認済み。(昨年釣行記はココ)
(バラシ率90%くらいだけど・・)  


なんとか 一匹でもいてくれないものかな〜?
流れに乗りながら ボート下をキョロキョロ見回してみるが、
たまに ギラ!っと ヒラをうつのは どうみてもニゴイや鮎の類。
何処を探してもバスの姿は無い・・。
「おかしいな〜? 去年の今頃は もうホバって いたのにな〜・・?」
「今年は まだ入ってきてないのかな〜?」


不思議に思いながらも 流れのままに どんどん下流へ。
流されながら昨年実績のある 大岩や ちょっとした淵、逆ワンド、
オーバーハング等をうってゆくが、どこも反応は無し。
次第に川幅は広く、水深も深くなり、
今回の川バス紀行が選択ミスであったと 思い始めたその時、、


「来た!」とS氏の声!
見ると、川岸のブッシュを攻めていた 彼のロッドが弧を描いている!
やっぱり 今年も川バス入って来てたんだ! やた!
で、でかいの? 太いの? 50アップ? どんなのー!?








と、こんなのだった・・
例年 この時期 ココで釣れるのは 大抵35〜50cmくらいの
回復系バリバリのマッチョ 且つ へルシーなバスの筈なのに・・
何でこんなに小さいの・・?


とはいえ、これでも記念すべき 本年初 癒し系バス。
ちゃんと魚が入ってきているのは 分かったし、そのうちデカイのも出る筈。
と、写真を収めた後、釣り続行。
川の両岸を行ったり来たり、又、要所では流れをさかのぼって 2度流しをしたりし、
2時間ほどかけて 上流から下流を くまなくチェック。
してその結果は・・?




こんなのが 2人で5〜6匹・・。
こんなんじゃ 全然癒されない・・
どゆこと・・?
この時期ココで釣れるのは 既に下のダムで産卵を終え、
餌を求めて遡上してきた 体力のあるビックバス ばかりじゃなかったの?


今年はダムでの産卵が遅れているのか、
はたまた昨日からの  冷え込みで一時的に バスの活性が落ちてるのか?
しかし、小バスは釣れてるし・・
もしや、産卵に関係の無い 小バスだけが先に 遡上してきたの?
それとも 小バスは ずっとココで 越冬してたの?
う〜ん、わからん・・





ビックバスの付き場を究明すべく、川からダム本湖へ。。
プチ川下りを 楽しみつつ 本湖へ漕ぎ出でれば、こちらは かなりの濁り。
見渡してみれば、小規模なダムの為、湖全体が薄茶色。
かるく不安を覚えながらも、時計回りにダムを一周してゆく。


先ず、最初に入った垂直岩盤で S氏がカットテールのワッキーにて小バスをヒット。
見た感じ 季節感の無い何処にでも いそうなバス君。
ギルと一緒に泳いでるような奴。
よって原因解明には至らず。


続いて私にも 同様のサイズがヒット。
これもカットテールのワッキー。
カウントダウン中に ラインが走った。
が、やっぱり幼魚の為、原因解明には至らず。


次のヒットは ワンド出口の岬にて。
S氏の放ったカットテールに ナイスサイズがヒット!
グングン竿をしならせ、垂直に降下を繰り返している。
ジャンプした!
見た目 45くらいありそう!
結構太ってる。
ポイントから察するに、ワンド内へ産卵に向かうプリバスか、
ワンドで産卵を終え、沖へ出ようとしているアフターバスか?
それとも 完全に回復して岬に付いた サマーパターンのバスなのか?


S氏、早く釣り上げて見せて!
早くそのバスを見せて!
そのバスの肛門を オレに見せて〜!


と、「プチン!」
切なる願いも空しく、S氏まさかのラインブレイク・・
いくら6ポンドだからって 強引すぎます・・
せっかく原因究明の手がかりに なったのに・・


痛恨のラインブレイクの後も、ポツリポツリと 20〜25cm前後のバスを追加。
岸際に落として1.5m程でアタリがあるといった具合。
如何にも単発的な釣れ具合に、釣ったというより 釣れたという感じ。
そこそこアダルトなバスは 先ほどの奴を最後に出ていない。
おかしい・・何処いったんだ、大人バス・・?





2時間後。。
何処をどう探しても 一向に姿を表さない大人バスに、
そろそろ集中力も途切れだし、漫然fishingに陥りそうになっていた ちょうどその時、
ふと目にした岸際に、40後半のバスを発見!
いた! とルアーを投げ入れようとしたら、スーッと逃げた。
ん? このバスひょっとして?
と、一旦ボートを遠ざけた後、遠目に眺めていたら、また同じ場所に戻ってきた。
間違いない! ネストのバスだ!
そして 再びルアーを入れようとしたら、また スー。
以来、再び 戻ってくる事はなかった・・
んー、状況から察するに 産卵初期のオスバスと見た!





結局その後、湖べりをグルリと ほぼ一周して、幼魚を数匹追加しつつ、
大人バスといえるバスを目撃したのは 計2回。
ダムサイトでブイの下に張り付いていた奴 3匹と、
ワンド内の浅瀬に いた奴 2匹。
サイズは40〜50くらい。
半分はネストがらみくさかった。


全部が全部 産卵に絡んでるとは言えないかもしれないけど、
これで、ダムのバスの多くが 
産卵活動に支配されている事は どうも間違いなさそう。
だとしたら 癒し系リバーの何処にも デカバスの姿が無いことも頷けるけど・・


でも、本当のところは 先行者が既に 釣り切っていた だけだったりして・・