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7月15日 日吉ダム土木チックポイント オカッパリ 11:30〜18:30

シマヤン氏のお誘いを受け、
一路、日吉ダムの待ち合わせ場所へ。。


到着するや、先に着いていたシマヤン氏より、
「日吉のお勧めポイントは どこ?」 と、問われ、
「土木チックポイント!」 と 即答する私。。


5分後、土木チックポイント。
既に かつて知ったる私と、シマヤン氏(釣行記を通して)は、
そ〜っと、気配を殺し、抜き足、差し足、お魚見本市に忍び寄る。
と・・、


「あれ? 今日はお魚たち 全然見当たらない・・」


昨晩から続く 季節外れの冷え込みのせいか、
普段は ダムの生態系が 一気に凝縮されたかのような
様相を呈している このポイントにも、今日はギルの姿さえなし・・


「ん〜・・ せっかく豪華ゲストを お迎えしての釣行なのに・・」
「しようがない、でも一応やってみるか・・」
と、いないのを承知で ワッキーなどを落とし込んで見るが、やっぱり反応は無し・・


「ク〜、困った・・ ここ以外に オカッパリで
デカイのが釣れそうな ポイントを知らないよ・・」
と、無理やり 次なるポイント候補を あれこれ見繕っていると、、


「たいちょ♪さ〜ん、  いた!  デカイ!」 と、シマヤン氏の声。
見ると、確かに氏の指し示す所に 黒い影が二つ!
45cm〜50cmくらいだろうか?
鉄管出口のゴミ溜まり付近に ユラユラとサスペンドしているのが見える!




「ホッ・・ 何とか今日もいてくれたか・・
でも 普段は もっと沢山いるんだけどな・・
でもまあ このサイズなら 文句は無いか・・」


と、今度は2人して しばし 見えバス攻め。
鉄管付近をウロウロ 行ったりきたりしているバスに
狙いを定め、ピンポイント攻撃を加える。。


が、しばらくやってみるも、当然の如く反応は無し・・。
スレもスレたり 日吉土木チックバス・・。
逃げる事も無く、全ての攻撃を ふてぶてしく見切っている・・。


「ハァ〜・・ やっぱ、厳しいっすわ〜、
いっつもこんなんですよ、ここのバス、
ね、言ってた通りでしょ、シマヤンさん。」
「シマヤンさん・・?」






「なにしてんすか? そんなとこ 這いつくばって?」
「え? 魚捕ってるの?」
「まさか〜、笑 そ〜んな手づかみで 捕れる訳・・」






「と、捕っちゃったよ おぃ!」
「で・・、  チョンガケですか・・」
「更に  これで 私に釣れと・・?」





状況一変、事態は急遽 ukiten初となる ライブベイトフィッシングへ突入。
氏に促されるまま、それまで使っていたスピニングタックルに
デスアダー用のワッキーフック+背がけのオイカワ(雄)を付け、
鉄管の上にひざまずいた体制で、直下のバスに落とし込んでみる。。


そ〜っと、気配を殺して〜
お目当てのバスが いるだろう辺りへ〜
「ポチャン・・」





「さぁ〜、どうかな〜 こんなので食ってくれるのかな〜?」
「確かこの辺りに 潜んでいた はずなんだけど・・?


>゜))))彡 ・・


「ハタハタハタハタハターーー ・・」
雄オイカワ特有の 長く美しいひれを 左右にハタハタと なびかせ、
艶かしく水中を泳ぐ姿は、バスならずとも 思わず食指を動かされそう。
正にリアルベイトそのものである。


サイズ的には デスアダーを2本束ねたくらい、若しくはウオデス小くらいだろうか、
動きは、バイブレーション的で 小刻みに尻尾をバタつかせている。
渓流魚の本能なのか、ともすれば直ぐに
浅瀬の流れ込みに乗り上げようとする 雄オイカワ。


そいつを 「おいおい、そっちじゃないよ!」
と、ロッド操作でもう一度 鉄管の真下に落とし込んでやった、
ちょうど その時、事件は起こった。




「シュボッ!」



という炸裂音と共に 水中に消え去る 雄オイカワ!
瞬間、ギラ!!と 反転する巨大な影!
「ん? 何が起こったの? え!? 食ったの??」


狙っていたとはいえ、不意の着水直後のバイトに、
信じられない思いで 慌ててロッドを立ててみると、
「グン!」 という確かな重量感に続き、下へ逃げようと もがく抵抗感!


「お願いだからバレないでー、バレないでー!」
と、鉄管の真上に立ち、真下へ向かうそいつを 「グイーン」と
持ち上げて見ると、「ユラ〜ン」と 腹を横たえ上がってきたのは
どうみても50cm以上はある 日吉のトロフィーサイズ!


「おおー! 釣れたー!! やったよー!!」
「久々の 50アップだよー!」
「日吉でこんなサイズは初めてだよー!」
「凄い、凄すぎるよー! ライブベイト万歳ーー!!」


と、思ったが一瞬、直後に・・
「プン!・・・・」


「・・・・」
やってしまった・・。






「はぁ〜〜・・・」
「やってもた・・」
「いっつもこうだよ・・」
【バカ・・ オレ・・」





この まさかの失態により、『現地調達・天然ライブベイト使用による
見えランカー釣り』 という、かつて無い 新分野へのチャレンジも、
一旦は ついえてしまったと 思われたのだが、
一度火がついたシマヤン氏のライブベイト捕獲熱は、
実は、こんな事では終わらなかったのだ・・。


何処からとも無く 得体の知れない昆虫をせっせと見つけ出し、
ついには その昆虫をエサに 新たにもう一匹のオイカワを釣り上げてしまったのだ・・。
当然、バスタックルで、、、  である・・。





「ドキドキドキ・・」

「次の失敗は許されない・・。」
「今度こそシマヤン氏の労に報いないと・・」
「今度はアタっても 絶対アワせないぞ! 思いっきり送ってやるんだ!」
との決意を胸に、先ほどシマヤン氏が調達した オイカワ(今度は雌)を
再び タックルにセッティングし、もう一度同じ場所に立ち、同じ所に落とし込む。


岸上からは シマヤン氏のナビゲーション。
また今度魚が戻ってきたら いち早く教えてもらうのである。
果たして次は上手くいくのだろうか・・?





しばらく後。。



岸上より 「来た!」 という シマヤン氏の声!
ついに来たか! と、身構える私。
グッと身を低くし覗き込むが、こちらからバスの姿は確認できない。


「どこ? どこにいる?」
と、辺りを見回しながらも、それまで岸際の浅瀬で休ませていたオイカワを
ロッド操作で 先ほど釣れた 鉄管の真下に 落としこむ!
「ポチャリ・・」


>゜))))彡 ・・


「どうだ? 来てるのか!?  何処にいる? 食ったのか!?」


鉄管の下はちょうど 死角となり、その様子は分からない。
が、シマヤン氏のナビゲーションによると、
確かに こちらへ向かって接近している筈!
今にも オイカワをひったくられそうな ピーンと張り詰めた緊迫感に、
僅かなバイトも逃さないぞ!と、ラインに目をやっていると、


「スーーーーーー・・」


フリーのスプールから ラインが どんどんのびてゆく!
「お!! 食ったのか!?」
「どうなんだ?!」


今一 判断しかねる そのラインの動きに、
どうにも辛抱しきれなくなり そーっと、ラインを手に取り 引っ張って見ると、
オイカワでは ありえない力強い抵抗感!
「間違いない!食ってる!!」



「まだだぞ、まだだぞ〜〜、 慌てるな〜」
「我慢だぞ〜、 どんどん送って〜」
「まだまだ〜、 送って〜」
「送って 送って〜」


「もうそろそろかな〜?」
「よし! 十分送った  もういいだろう!」
「スイープフッキング!!」


「グン!」
「よっしゃー!! ノッたぁー!!」


「スポン!」
「げッ! 抜けたぁー!」
「どないやねん!!」


すっぽ抜けてしまった オイカワは ショック死してしまったのか、
ピクリともせず ボトムへ向かってユラユラと沈んでゆく・・
それを ただ呆然と 見つめる私・・。


「あ〜・・ 一体、何がいけなかったのか・・」
「あれほどちゃんと 送り込んだ筈なのに・・」
消沈しながら どんどん沈んでゆく オイカワを見つめていると、


「・・・ク、ク、クン・・!」 と ロッドティップに感あり!


「ぬおおおおおおーー!!  また食ったぁーーー!!」
「今度は 死んでもアワセねぇ〜!」


どんどんどんどん、 ラインが出てゆく・・。
まだまだ出てゆく・・。
更に出てゆく・・。
ずっと向こうまで出てゆく・・

「いいぞ〜、そのまま気の済むまで 持ってっちゃえ!」
「どこまでだって 付き合うぞー」
と、調子に乗り スプールから どんどんラインを引き出し送っていると・・・


「ゲ!!  ヤバイ!」
「トップガイドに ラインが巻きついた! ラインの出しすぎだ!」
慌てて ロッドを 下ろし、絡みを直そうと したその時、
あろうことか、突然 バスが猛ダッシュした!


「プチン!」
トップガイドから ユラ〜ンと だらしなく垂れ下がる 5ポンドライン・・


「・・・」


さいなら〜 (T_T)/~~~




一度ならず二度までも 氏の厚意を無駄にした私は、もはや 虚脱の極み・・
己の未熟さに あきれ果て、もう何にもする気がしない・・
シマヤン氏といえば、相変わらず ライブベイト捕獲に精を出し、
今度は ワームの切れ端で ブルーギルを釣り、
それで 私に釣れと言う・・。

「もういいですぅ〜・・  今度はシマヤンさん やっちゃってください・・」





【第2部 シマヤン氏による アタック再開】



既にブルーギルの尻尾は 動きを緩慢にする為、その一部がカットされ、
バス用のオフセットフックで背がけに されている。
私の時同様、鉄管の上に 忍び寄り、
バスの通り道に ギルを落とし込むシマヤンさん。
岸上からは私の ナビゲーション。

果たして 今度もバスは やってくるのだろうか?
そして、やってきたとしても ギルを食ってくれるのだろうか・・?





一時間後。。


オイカワは食っても、ギルは食わないんじゃないの?
という我々の杞憂をよそに、そいつはまた 我々の前に姿を現した!

ドラグを完全にユルユルに緩められ、
沖竿と化し 鉄管上にセッティングされていた ベイトタックルから、
「クン、クン!」 というティップの しなりと共に、どんどん出てゆく ライン!!


「きてますよ! 食ってるんちゃいますか?!」


私が気付くと同じく 気付いていた氏、
やおらロッドを手に取り、感触を確かめてみると・・・
やはり 明らかな生命感!
当然、ギルの ものとは違う。
なんと! また食ったのだ!!


どんどん ラインを送るシマヤンさん。
たまにロッドに聞いて 魚の掛かりを確認しつつも、
更にどんどん送る!
ラインの動きから バスの所在は良くわからないが、
食った後、かなり沖まで走っている様子!


岸上から見る 氏の姿は、まるで以前 TVで見た事のある、
何かの底物釣り師の様。 どうみてもバサーには見えない。
そして その氏の動きが ピタ!っと 止まった次の瞬間、、


「ビシィー!!」


と、強烈無比な エビ反りパワーフッキングがきまった!!
シマヤンさんの こんな漢らしい姿 久しぶりに 見たぞー!(笑)



↑これからの模様は 画像をクリックして動画でお楽しみください。







そして釣れたのが コレだ!


     (キング・シマヤン)



日吉トロフィーサイズの 口閉じ 52.5cm!
「どうせ、エサだろ」 とは言う無かれ、
過去、海・湖を問わず ほとんど全ての釣りを
こなしてきた氏だからこそ 釣れたこの一匹!
(どうせ私じゃ釣れなかったしぃー・・)
ええもん、見さしてもらいました!
シマヤンさん、次は池原でコレやりましょう!

(皆さん、引いてる? ライブベイトフィッシングという事で?)


 7月13日 癒し系リバー  ゴムボート  11:00〜16:00

そんなわけで、よせばいいのに また行ってきたんですー。
癒し系リバーへ。 昨日に引き続いて。
懲りもせずに。
S氏と。


結果どうだったかって?


どうだって良いじゃないですか。
そんな事は。
大切なのは 結果より プロセスですよ。
プロセス。

見てくださいな、このS氏の 勇姿を。
まるでガリバーじゃないですか。




急流で 帰れなくなったからといって、ボート引っ張ってんですよ。
激流の中。
腰まで入水して。

うちら もう2人とも もう結構な年齢なんすけど、
頑張ってるでしょ。
偉いな〜。




コレ見てくださいよ、
ボートん中を 空気入れが漂流してるんすよ。
シュールでしょ〜。

これ以外にも おにぎりの袋や ペットボトルや
タックルケースなんかが 漂ってたんですけどね。

皆さんにも お見せしたかったな〜。
愉快な景色でしたよ〜。
ユ〜ラ、ユ〜ラ って・・

ウフフ・・。


 7月12日  癒し系リバー 〜 日吉ダム  オカッパリ  12:30〜17:00

お昼過ぎ、雨も止んだ事だし さくっと癒し系へ。
いつもの空き地に車を止め、いつものスロープを駆け下りれば、
そこで待っていたのは こんたさん


 私 「どう? 釣れてる?」
 こんたさん 「一匹だけ」
 私 「何cm?」
 こんたさん 「48cm」
 私 「何のルアーで?」(動揺を隠しつつ)
 こんたさん 「マスクの大で」
 私 「へぇ〜、マスクか! 釣れるんや、 よし!俺もガンバロ 」


到着直後の吉報に、内心激しく羨みつつも、
ようやく 癒し系リバーに 待望の夏バスが遡上してきた 事実を知り、
次は自分の番だと、おもむろに釣り始める。


片手に F5-510+ウオデス、もう片手に クリプトン+カットテールという
いでたちで、二刀流よろしく 交互に 癒し系リバーを乱れ撃つ。


ウオデス → 岸際 → 流芯 → 瀬 → ピックアップ
カットテール → 岸際 → ナチュラルドリフト → ピックアップ
ウオデス → 大岩の奥 → 大岩を掠める →  瀬 → ピックアップ
カットテール → 対岸ブッシュにスキッピング → 表層ジャーク → ピックアップ
ウオデス → 逆ワンド → 落とし込み → ボトムトレース → ピックアップ


時には川原に立ち、時には腰まで入水し、
猫の手も借りたいほどの忙しさで せわしなくあれこれやるも、
下流まで流しての生体反応は ウオデス → オーバーハング による
「コ・コ・コ」 という微かなアタリのみ。


これまでやって、癒し系名物 ホバリングバスの姿は 
一度も確認出来ぬものの、時折 「ドバババーン!」と、
岸際ボイルなどがあるので、(ついさっきまでやっていた所だったりする・・)
確かに いることは いるのだろう。
しかし、私的昨年実績釣法に 反応するバスは まだいない。


腕が落ちたのか? バスが賢くなったのか?
何れにしても 癒し系リバーに 昨年ほどのポテンシャルを感じぬまま
更に流していると、「たいちょ♪さ〜ん!」 と、遠方よりの声。
続けて 「どどどどどどどどど・・・・・!」 
と ウェーディング姿で駆けてくる こんたさん。
見ると その手には グッドサイズのバス。





ええのぅ〜。
今度は41cmですか・・。
丸呑みじゃないですか・・。
またしても マスク大ですか・・
なんですと! これ以外にも 何度かアタッたですか!
40後半を目前で バラしたですか・・!


これにて判明しました。
どうやら 釣れなかったのは 私の腕が悪かったのと、
釣法が マッチしていなかっただけようで・・。






傷心を引きずり、次にやってきたのは 日吉ダム 土木チックポイント。
例の如く 気配を消し去り コソ〜っと 水中を覗き込んでみれば、
やっぱり そこは今日も お魚見本市。
バス・ギル・ハゼ系の魚・ニゴイ(そして恐らくナマズも・・)などが
所狭しと ひしめいている。


がしかし、やっぱり今日も 釣れないのが お魚見本市・・。
何をどうやっても 釣れないのは もはやお約束。
ついさっき、癒し系で その抜群の実績を披露したマスクに
一縷の望みをかけるも、これですら 何の反応もなし・・。
それどころか、こんたさん 見えバスに熱くなって
大切なマスクを ロストしちゃった・・。





土木チックポイントから下流へ、下流から再び 土木チックポイントへ。
既に、こんたさんは余裕の帰宅をし、残されたのは私一人。


途中、ワッキーの高速回収時に 偶然バスがバイトした(が、バレタ)
のをヒントに、今日は高速ジャークが効くのでは!? と思い立ち、
カットテールジグへの 高速巻きなんぞを 早速試して見るも、
これが まさかの3連続バラシ・・。


実力どころか 運にまで見放されたようで、もう全く 良いとこなし。
いいかげん腹も減ったし、阪神VS巨人戦も 見なきゃならんという事で、
バスはおろか ギルさえ釣れぬまま 今日はこれにて終了。
追われるように(心情的に) 日吉を後にしました。


あ〜、駄目だ。
明日もいっかい行こう・・。
(まだやるですか!)


  7月6日  日吉ダム  ゴムボ 〜 オカッパリ  12:00〜18:30

こともあろうに、ここ最近のS氏は 仕事帰り 密かに日吉ダムへ 立ち寄り、
自ら発見したという 第一級ハニーポイントで 時間限定オカッパリの
隠密釣行を 楽しんでいるんだという。


なんでも、それは世木林奥 どんずまりでの話で、
そこへは いつ行っても 到着直後より、 35cm〜45cmくらいのバスが、
ボッコボコに 入れ食うのだとか・・。


なんですとーー!
この不景気な時節に そんな美味しい話が!?
あの日吉で!? 嘘でしょ!?
今すぐ案内なさい!
今すぐ私をそこへ 案内なさい!
そして私に 酒池肉林のバス地獄をプレゼントなさい!


という事で 急きょ日吉参り。 with S氏。
午後から崩れるという 予報を気にしつつも、
いつもの如く 重役出撃にて現地入りし、
早速、その入れ食いポイントに 案内してもらう。




ほぉ〜、ここですか、
君が仕事帰りに 隠密釣行していたという ポイントは。
なかなかに 土木チックな所ですな・・。
と、水路を覗き込んだならば・・


お! いるいる!
狭い水路内に、30〜40cmのバスが7〜8匹泳いでいる。
よく見れば 他にも4inくらいの小魚がキラキラと ヒラをうっているし、
水底にはハゼ系の魚が ピンコシャンコしている。
なんか日吉の生態系が この一箇所に集約されてるみたい。
これは面白いな〜。


と、第一投目、フラットテールのワッキーを見えバスの鼻先に投入。
「お!」 という感じで一瞬反応するが、
「け!」 という感じで あっさり見切られる・・
2匹目、3匹目に対しても 同じ結果。
リグをジグヘッドに替えたり ワームの色を替えたりしてみても やっぱり同じ事。
皆さん なかなかに スレていらっしゃる。
それどころか バタバタ しているうちに、
ドラム缶を伝って本湖へ帰っていったのか バス達いなくなっちゃった。
ん〜、失敗、失敗・・・。


という事なので、お魚見本市状態の 水路は一旦あきらめ、
後ろ髪引かれつつも、ゴムボを膨らまし 本湖へ向けての再出撃。
世木林筋にバスを追う。





15分後、
谷間の ちょっとした馬の背にて S氏の放った
カットテールワッキーに ファーストフィッシュがヒット。
ドラグを ジージー鳴らす元気一杯な引きにも
いつになく 余裕のあしらいで (隠密釣行で腕を上げてるし 笑)
釣り上げてみれば、36cmのナイスフィッシュ。




S氏による 再出撃直後の一匹に、
日吉も ここへ来てようやく 普通に 釣れるようになってきたか。
と、次の一匹を求め 更に釣り進んでゆく。


しかし、あらためて湖面を見渡せば 何たるボートの数・・。
手漕ぎ・足漕ぎ・アルミ を問わず、次から次へとやってくるし、
これはもう GWの連休中なみ。
バスの産卵活動も 未だGWを引きずっているようで、
あちこちに ネストのバスが見られる。
今年のスポーンは 随分ダラダラと 長引いているようだ。。





あっという間に 4時間後。。


【S氏】
 「ノーリリースありがとう券って知ってる?」 (ソースはココ
 「琵琶湖で釣ったバス500グラムに付き 100円相当の金券がもらえるんやって」
 「でもって、県指定の商店街や ガソリンスタンドで使用できるらしいよ」


【私】
 「マジで!? 500グラムで100円やったら、10キロで 2000円やん!」
 「てことは 50アップ5匹釣ったら 2000円!?」
 「バス釣って 金券もらって 金券でルアー買って・・」
 「やった! 無限サイクルの完成やん! ほとんど漁師や!」


これぞ 「捕らぬ狸のなんとやら・・」
船上で こんな不毛な話が されるくらいだから、
当然、あれ以降は 二人して 何も釣れていない・・。


スタート地点の水路から 世木林筋を 本湖方面へと 随分丁寧に
釣り進んできたつもりだが、釣れるのは 食欲旺盛なギルばかり・・
いくらなんでも もう7月なんだし、S氏の隠密釣行結果からしても、
決して最近の日吉は 悪い状態じゃない筈。
ここまで ネスト以外の見えバスや ボイルも皆無だし、
なんで こんなに釣れんのかな〜・・?




と、不思議に思っていたら・・
これだったか・・ (世木林スロープにて)
ポパイのトーナメントが開催されていたのか・・
どおりで・・





こんなものを 目撃してしまったものだから 思いっきり意欲は減退。
朝一から 叩かれまくってきた事を思うと、
もはや私には 釣れる気がしない・・


更に 弱り目に祟り目 とはこの事で、
夕方になり 一気に天候が崩れだしてきた。
空には重く湿った 暗雲が立ち込め、遠雷は次第に近づいてくる・・。
おまけに ポツポツ 降り出してもきた・・
どうしよう・・?


終了〜! 本日これにて終了〜!
と、これを機に 本日の釣り終了を決意。
雷に打たれては大変と、ゴムボとは思えないほどの
引き波を立て、一心にスタート地点へ舞い戻る。
そして、なんとか無事にスタート地点へ戻ったとき、ちょうど雨が本降りに・・。


雨中ゴムボ撤収だけは勘弁と、速攻でゴムボをたたみ、
慌てて車まで戻った末、 しばらくしたら 雨は止み、小康状態へ・・。
相談の末、このまま今日を終えるは あんまりだと、
オカッパリにて 第二幕の開催を決定。
先ほどの お魚見本市ポイントにて実釣を開始する。





そろり、そろり・・
昼間のような愚は犯さないぞと 静かに水路へ忍び寄り、
こっそり 水中を覗き込んでみれば、 いた!
昼間のバス達が 皆 戻ってきてる!


見ると、盛んに小魚を追い回しているし、
昼間と比べて いかにも活性が高そう!
この集中雨で リセットされたかー!
これは釣れるんでないのー?!


と、カットテールワッキーをフィーディングしまくりの
バスの群れの中に 「ポチャ!」っと 落としたならば・・


「ビクン!」
「キターーーー!!」


おおおー! 引く引く引くーー!!
これは ナイスサイズ! 余裕でランカーあるんでないの!?
最後の最後に 一発逆転かーー!?
こりゃ 格好のネタになるぞ!!


って・・、  しかし・・・ 「?」
なんだか 引きがへん・・
やけに ぐりんぐりん もんどりうってる気がする・・
こ、この 魅惑の ローリングアクションは・・
も、もしかして・・・





(キモいのでS氏に持ってもらっている)




やっぱりね・・
自身、通算 3匹目のなまず・・
日吉では これが2匹目。
前回はスピナベだった・・。
しかし、どこに潜んでたんだよ、全然見えなかったぞ・・。





狭いポイントでの こんな大捕り物劇、
当然水路内にいた バス達は この騒ぎの間に、
ドラム缶トンネルを通って、皆 本湖へ帰って行かれたようで、
もう いくら覗き込んでも そこにバスの姿は無い・・。
なまず君の代償は あまりに大きかった・・


期待だけは 並々ならぬものがあった 今回の釣行だったけど、
お魚見本市ポイントの 終焉と共に、今回の釣行も これにて終了・・。
トーナメント開催の時だけは 決して日吉に近づくな。
という教訓を胸に、この日は すごすごと帰宅したのでありました。


PS
 この時、S氏が本湖のオカッパリで 50近い奴を (バスです)
 ランディング直前でバラすという お約束の事態もあった(笑)