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 10月13日  日吉ダム  ゴムボート手漕ぎ 11:00〜17:00

つ、釣れん・・
いつにも増して 日吉は釣れん・・


幽玄リザーバー「ワッチー」での釣りが、
雨の為、急遽取り止めとなり、代わりに お昼前から入った
この日吉ダムだったけど、あまりに渋すぎる・・


小倉谷ワンドより出船し、いつもの上流定番コースをたどって
ここ 立ち木エリアまでやっては来たが、
私、S氏共に これまで全くのノーバイト、
ピクリともアタらない・・


午前中、激しく降った雨は既に上がり、
濁りもなく、水温も適温に思えるのだが、
どうあっても釣れてくれない・・




今もこんな感じで立ち木群の真上にポジショニングし、
ワッキーをユラユラと落とし込んだり、
テキサスリグを ストーン!とタイトに落とし込んだり、
中層をシャクったり、ボトムでシェイクしたりと
色々しているのだが、全然なしのつぶて・・


仮にバスが表層の冷たい雨を嫌ったのだとしたら、
少し深みに落ちて 立ち木群の何処かに
そっと身を寄せているんじゃないか?
と、思っての この立ち木攻めだったけど、
どうもこの考えもハズレっぽい・・


自分的に考えうる戦法は
これまで あれこれやっても全て効き目無しだったし、
ますます波風も強まってきたし、
ほんとにもう どうしよう・・
手のうちようが無いまま 時間だけが過ぎてゆく・・。。
あ〜、辛い・・。。





辛い釣りは続き、特筆することもなく 時は過ぎ、
廻り廻って 今度は上流の小さな流れ込み。
私はパワーホッグ3inのスプリットショット、
S氏はパワーホッグ3inのノーシンカーで攻めている。


相変わらず空は曇天、
波はザバザバ、大気は肌寒く、
夏の定番である 流れ込みでやっている事が、
とても滑稽に感じられる。


正直、こんなポイントで 釣れる気はしないのだが、
よそに移動するのも面倒だし、(今日はエレキ無し)
他に行くあてもないし、半ばなげやりな気分。


「やっぱり無理してでも ワッチーへ行けばよかったかな〜?」
「あそこなら ここまで渋くはなかったろうし・・」
と、諦めムードが支配しつつあったそんな時、
S氏のロッドを 待望のアタリが襲った!


「来た!」というS氏の声とともに 後ろを振り向けば、
グングンしなるロッドに、耐えるS氏の姿!
ひと目でナイスサイズと分かる引きに驚くとともに、
何でこんな 寒々しいポイントにいたの? という驚き!


懸命に耐えているS氏の姿に、
その瞬間、ふと縁起でもない言葉が 脳裏を掠めるが、
あわててその言葉を押し隠す。


頑張れ!S!
負けるな S!
この あまりにみすぼらしい ukiten釣行記を
目の覚めるような デカバスで飾っておくれー!!
全ては君の そのロッドさばきにかかっているよー!




とその時、私の期待を一身に背負ったS氏の口から、
全てを無に帰す お約束の言葉が発せらる・・。



「切れたー!!」


やっぱりね・・




S氏お約束奥義、涙のラインブレイクの前に、
千載一遇のチャンスは途絶えたかに思えたが、
2度目のチャンスは 意外にもその後すぐにやってきた。


S氏の流れ込みでのヒットを見るにつけ、
それまでどちらかというと 沖目へ放っていた私は
すかさず流れ込み直下に目標を変え、
パワーホッグのスプリットを岸沿いに落とし込んだりしていたのだが、
案の定、これに反応するバスがいた。




大して大きくはないのだが、
何度アゴを掴んでも すぐに振り退けてしまう程元気の良いバス。
この時期、こんな場所に こんなグッドコンディションのバスがいたとは、
今の時期、流れ込みでは釣れないなんて、
単なる私の勝手な思い込みだったらしい・・





夏の定番ポイントでの一匹に、
一旦は この日のパターンが見えた気がしたものの、
やはり最近の日吉ダムは そんなに甘くはなかった。
一本釣ったからといって、連鎖的に釣れ続くような事は決して無く、
すぐさま さっきまでのノーバイト地獄に逆戻り。


何をどうやっても アタリすらなく、
例によって 気だるい時間が過ぎる・・
その間、やみくもに シャローを乱れ撃ったり、
少し深めを撃ってみたり、時にボートから降りて おかっぱってみたり
色々するが、全然なすすべなし・・


そして 時計の針はどんどん進み、
例によって気が付けば もう結構なお時間となっている。
どうしたものかと2人で 考えるが、
このまま上流で粘っても 埒があかないということで、
下流へ下ってみようという事に。


そして いつもそうやるように、
下流へ向け、S氏にエッチラ、オッチラ漕いでもらう間も、
私は手当たり次第に 辺りへめくら撃ち、
釣れたらラッキー的キャストを繰り返す。


そうやって闇雲に撃っていきながらも、
ちょうど進行方向前方に 岬が見えてきたので、
何気に その先端へ向けて パワーホッグをポチャリ。

暫くテンションフリーでカウントダウンさせた後、
今度は巻き上げようと ベールを返したら、
ん?  何やら 変な抵抗感・・。
おかしいぞ・・?





反射的にグイ! っとアワせてみたら、
お、重い?
なんか掛かってる!


釣れたらラッキー的キャストだっただけに、
半信半疑ながらも ハンドルをグルグル回してみると、
やっぱり重い!
わ! 釣れてた!


さっきの流れ込みでの一匹といい、
今度の コイツといい、まだまだ夏のパターン全開?!
というより、これも秋パターンの一つ?
湖上は北風ビュービューのまっくらけで
とても秋っぽくはないけど、分からないもんだ。
ク〜! それにしても よく引くバス!!


右に走ったかと思えば 左へ走り、
左へ行ったかと思えば 今度は下へ潜るし、
あ〜、忙しい!
ドラグは断続的に ジージー出てゆくし、
物凄く元気なバス!
ラインが心配になるくらい!


もうええ! っちゅうくらい何度も突込みを見せるバスを
冷や冷やもので なんとかかわし、
更にボート直下での 強烈な突込みをかわし、
ようやくの事で 上げてみると、
手こずらせた バス君はこんな奴。




サイズは42.5cmと、日吉でも そう大きいサイズじゃないけど、
めちゃくちゃ グッドコンディション!
まるで琵琶湖のバスみたい!
日吉でこんな健康的なバスを見たのは久しぶり!
嬉しい!



こんなに魚のコンディションが良いのも、
この時期ならではなのかな〜?




この後、S氏も一本釣りました (^^♪