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5月23日 日吉ダム ゴムボート 10:00〜18:30




2ヶ月ぶりに訪れる日吉ダムの景色は 一変していた。
湖周の草木は、もりもりとボリュームを増し、
それまで茶色一色だった辺りの景色も、
燃えるような新緑カラーへと変わり、
水辺に通じるスロープは、
減水の影響で、遥か彼方まで後退していた。



季節が晩春から初夏へと移り、
それにつれ 湖の環境も劇的に変化する中、
日吉ダムのバスは、一体どういう状況にあるのだろう?



プリ?
ミッド?
アフター?
釣り易いの?
釣り難いの?



今回は、そんな疑問を解決すべく、
手探り状態からの釣行となりました。。







久しぶりに晴れ渡る青空の下、
いつものように ゴムボートを膨らまし、
小倉谷のワンドより出船。
先ずは先乗りされている筈の
おぎりん兄弟さん、roroさんの姿を探し、
ワンドの外へと漕ぎ出でる。



ボートを走らせ、ワンドを出る事しばらく、
遠くの方から ゆるゆると近づいてくる緑色のゴムボート。
そのままボートは どんどん接近し、よく見てみると、
あ! roroさんと、その奥様!
お久しぶりです!
早速、お会いできましたね!







「こんにちは、どうですか? 釣れてますか?」
「そうですか、今到着されたばかりですか」
「え!? あそこに浮かんでるのが おぎりんBros.さん?」
「じゃあ、行って挨拶してきます」



という訳で、これから上流へ向かうという roroさんとは一旦別れ、
今度は対岸500mに浮かぶ黄色いゴムボート目指して直進。
タックルをリグりながら 徐々に近づいてゆく。



と、
「こんにちは! はじめまして〜!」
「おぎりんです!」






おお! やっぱり、あなた方がそうでしたか!
「どうも、はじめまして! 我々がたいちょ&S氏です!」
「今日はよろしくお願いします!」







という事で、
おぎりんBros.とも 念願の初顔合わせ。
湖上で2艇のゴムボートを接し、
4人で今日のこれまでの釣果や、
最近の日吉ダムの話、
幽玄レザボアの話等について しばらく話し合う。



そして自然、話題はゴムボ改造の話へと移り、
自身、ヤフオクで7000円(!)にて落札されたという、
アキレスの黄色いゴムボートを あらためて良く見せてもらうと・・、



おおう!
これまた ディープな改造!
木材使用というのが また泣かせる!
やってはりますな〜
こんなの見ると、嬉しくなってしまいます!




ちょっとさわりだけ ご紹介。
チラ!
(タ・タイヤが船底に・・)




チラ!
(何だか複雑・・)




チラ!
(ロッドホルダーまで木製!)




という事で、、、 今回はコレだけ。
詳細は後日、ゴムボ愛のコーナーにてご紹介させていただきます。
ゴムボマニアな方は、どうぞお楽しみに。






で・・
新たなゴムボマンの出現に、気が付けばもう小一時間。
そろそろ釣りを始めましょうか、
という事で、これにておぎりんBros.とは別れ、
最初に入るべきポイントを考えてみる。
が、どこからやればいいのか分からない。



先ほどの おぎりんさんの話からすると、
ネストを守るバスは所々にいるものの、
朝の6時からスタートして 未だバイトは無し。
という事なので、
これまでの日吉情報と合わせ考えてみても、
「日吉の今」は、どアフター、ミッドの入り混じった、
とても釣り辛い状況なのかもしれない。



願わくば アフターから いち早く回復した
元気一杯のバスを釣りたいのだが・・
・・となると・・
セオリー通り上流から攻めるのが筋か・・
と、回復魚に活路を求め、一路上流方面へ。。







そして入ったのが、馬の背ポイント。
普段は水面下にある このポイントだが、
今は減水の為、まさしく馬の背状に露出している。





覗き込んでみると、4in程のベイトの塊が、
ボール状に右往左往していたり、
あちこちで水面が ピチャピチャと波打っていたりで、
状況的には申し分ない感じ。



アフター回復バスなら、きっとこういう所で餌を食らうはず!
と、ベイトを意識したパワーホッグの常吉リグで辺りを探る。






「ユラユラユラ〜・・」
うん、かなりいい感じ。
シェイクしながらスイミングさせると、
ヒラを打ちながら 弱弱しく泳ぎ、
色、アクション共に ベイトフィッシュそっくり!
いかにも釣れそう!
よし、今日はこれで釣るぞ!







・・・の筈だったのだが・・・


意気込みとは別に、
何も無いまま、あっという間に3時間が経過。
馬の背から始まって、流れ込み、立ち木、岬等、
いかにも回復魚が集まりそうなポイントを立て続けに攻めてみるが、
全く反応は無い。



(立ち木)  (流れ込み)



たまに目にする ネストのロックバスはどれも小さくて、
まともに相手にする気になれないし、
たまに大き目のバスがいたかと思えば、
キャスト一投で あっという間にいなくなるし・・
時期が時期だけに、まだそれほどディープへは
落ちてはいないはずなんだけど・・



なんだかな〜
また今日も 春の大釣りとは無縁なのか〜?
久しぶりのl釣行だし、気合は十分なんだけどな〜・・


と、あまりの渋さに嘆いていたら、
「ほりほり」さんから携帯メールが。
見ると、今日は幽玄レザボアへ行かれているらしく、
小バスながらも、現時点で2匹を釣られた模様。
あ〜あ、いいな〜・・
こっちは渋すぎるよ・・







流れ流れて、入ったのは堰堤ポイント。
馬の背ポイント同様、
普段は水面下に隠れて見る事が出来ない この堰堤だが、
今日は、ほとんどがむき出し。







ここは川幅も狭く、入れ替わり立ち代り、
誰もが攻めるポイントだから、あまり期待出来そうに無いのだが、
とりあえずは入ってみる。
そしてソロリソロリと 最奥部目指して入ってゆけば、
そこに出てきたのは、FRPのレンタル艇・・。
・・やっぱりね・・



「なあS氏〜! こらあかんで! 先客いたわ!」
「ちゃうとこやった方がええんちゃう?」
と、それに呼応したかのように、 「来た!」 とS氏!
「え!?  嘘!?」



見れば、程よくロッドをしならせながら、
S氏がバスと格闘している!
なんと、ボート操船している私をさしおき、
何気に ちょい投げしたワームに食ってきたようだ!



慌てて胸ポケットからデジカメを取り出し、
ムービーモードに切り替え、ファイティング中のS氏を激写!



S氏ファイトシーン動画
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そして見事ゲットしたのがこちら。
本日初となるバスはジャスト40の青年バス。





へえ〜、こんな所にいたんだ! これは意外!
今まで散々だったのに、何でまたココなの?
尾びれは全く痛んでないし、
日吉のバスにしては太さもあるし、
もしかしてプリ魚?
それとも とっくに回復した奴?
よく分からないが、とにかくもっと遡ってみよう!










堰をくぐり抜け、最奥部へ。
奥にはサラサラと小川が流れており、もうこれ以上は進めない。
水は奥へ進むほど茶色く濁り、とても魚がいる気配ではないが、
流れ込みの一部だけ わずかに透き通っている。







来たは良いけど、果たしてこんな所に魚はいるのだろうか?
水深も30cm程しかなさそうだけど・・


と諦め半分、水路の壁にワームをポチャリ。
わずかに残る、水のクリアな部分にワームを誘導すると・・



「グン!」
うわ! いた! マジで?!
でもなんで?







魚体を見てみると、
尾びれはボロボロだけど、しっかりと食っているらしく、
お腹はポッコリと膨らんでいるし、
さっきの暴れっぷりを見ても、十分元気一杯のようだし・・
という事は・・・
コレって念願のアフター回復魚・・・??




え!? 何? どうしたの?
S氏!?







連発ですか!
この狭いポイントで・・!?
何で急に こんなとこで釣れるの?
今まで全く反応しなかったのに・・



と、不思議に思い 何気なく水中を覗き込んでみれば・・
はは〜ん、分かった。
そういう事か・・
オイカワが次から次へと小川を遡ってゆくよ。
きっと産卵の為だろう。
コイツを捕食しに回復魚が集まってきたのか!







偶然ながらも、正解の一つを見つけ出した嬉しさに、
しばらくその場に留まり、同ポイントを攻めてみたのだが、
流石にもう反応がなくなってしまったので、
次のポイントを求めて移動。


似たような条件の場所を探してみるが、
なかなか同じようなポイントには出くわさない。
小さな流れ込みならあるのだが、
そういったところにはベイトの遡上も無いらしく、
バスも集まっていない。


しょうがないので、ワンドのブレイクや岬などをやってみるが、
やはり、そういった場所のバスは活性がよろしくないらしく、
我々の手には負えない。



そうしてる間にも 時間はどんどん経過し、
roroさん、おぎりんBros.も既に帰ってしまわれ、
レンタルボートの姿もなくなり、
湖上には我々意外、誰もいなくなってしまった。



この時期よくあるパターンに、
こういう誰もいなくなってしまった夕刻、
どこからとなく 突然ボイルが始まりだし、
一瞬だけ食いが立ったりするのだが・・
そう、ちょうどこの時間、
この場所(小倉谷)なんかで 特に・・




と・・・

「バシャ〜ン!」
「バシャ バシャ〜ん!」



突然あちこちで始まる お食事タイム!
そらきた!
何でもいいからボイルめがけて投げまくれ!





で、



(回復度80%な感じの41.5cm & ホッカムリマン)


 
(プリな感じのこんな奴)


  (よくわからないけど 30後半)



の3匹を、ドサクサ紛れに連続キャッチ。
パターンといえば、パターンな「夕刻期間限定ボイルパターン」で、
なんとか良い形で最後を締めくくれたのでした。
(あ、S氏も帰りがけにスロープでラス1釣ったっけ)