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5月29日  日吉ダム  10:30〜18:00




先回の釣行で逝ってしまった2代目ukiten号に代え、
急遽、初代ukiten号(瀕死)を再投入、サイト存続の危機を乗り越えつつも、
日吉コンクリートプラントより出船する。
withS氏&シマヤンさん。







しばらくコンプラ周辺をオカッパリで探ってみるというシマヤンさんを残し、
対岸へ向かう我々。
この辺りはダムでも 最も見晴らしが良く、開放的な雰囲気で、
うっかりすると、釣果など どうでもよくなってくるのだが、
今日はテーマをもって挑むつもりなので、
気を引き締めてポイントを目指す。







しばらく後、ポイント着。
延々続く本流沿いの岸際が今日の主戦場。
今日はこのラインをダムサイトまできっちり攻めきるつもり。
つまり、「超マンネリ春夏秋冬ノーシンカー岸際ポチャリ」を脱し、
いろいろやってみるのが今日のテーマ。
普段やらないような事も、どんどんやってみる。



作戦としてはこう。ポイントへ接近したら、
まずノーシンカーの岸際スキッピングで表層バスを誘う。
次に岸と平行にクランクベイトで中層魚を探り、
最後にテキサスリグの斜面かけ上げで、ボトム魚も探る。
それでもアタリがなければボートを横移動させ、同じ事を繰り返す。
そんな感じ。



言葉で書くと至って簡単だが、
これをゴムボートでやり切るとなると、大変難しい。
少しでも風が吹けばボートは流されるし、
クランクを引けばボートは引っ張られるし・・
普通の事をするのが実は大変なのだが、それでもとにかくやってみる。



先ずはポイントに接近し、遠方よりスキッピング。
そして反応が無いと見るや、岸と平行にクランクベイト。
なおも反応が場合は、今度はテキサスを引いたりシェイクしたり。
はたしてどうなるのやら。。


 





2時間後。
奇跡的に風が吹くこともなく、また集中力が切れることもなく、
かなりイメージに近い釣りは出来ている。
しかし魚からの反応は無い。
岸際には、たまにネストのバスがいたり、
フラ〜っと、どうでもいいバスが泳いでいたりするのだが、どれも釣れそうにない魚ばかり。







こんな美味しそうなポイントを見つけては、
テキサスリグを落としてみたり、クランクで「トカカカカ・・」と
小突いてみたりするのだが、
アタるのはブルーギルだったり、驚いて逃げる鯉だったり・・







こんな美味しそうなポイントも同じくで、
釣れそうな気配とは裏腹に、魚からの反応は全くなし。
噂では、最近の日吉は爆釣につぐ爆釣で、
サイズも40アップは当たり前、下手すればロクマルクラスも狙える・・
というのだが、一体どこにそんなバスがいるのだろう?
自分なりに表層〜ボトムまで、いつになく丁寧に探っているつもりなのだが、
やはり朝一にしか釣れないのだろうか?
それとも単に腕が悪いだけなのだろうか・・・?



と、釣れない原因をあれこれ考えながらも一連の攻めを終了し、
ボートを横移動させ、また岸際スキッピングから一連の動作を開始してゆく。
と、、








釣れた! 唐突に釣れた。
岸際へのチビアダースキッピングで47cmが釣れた。
尻尾の先が赤く切れていて、これはアフターのバスだろうか。
着水と同時に重量感を感じたので、反射的に食ってしまったのだろう。
またしても岸際スキッピングというところが微妙だが、
2匹目を目指して、この調子でどんどん釣ってゆこう。
まだまだいる筈!





と、思ったのもつかの間・・
それまでありがたくも止んでいた風は、この一匹を境に突然吹きはじめ、
初代ukiten号は見るも哀れに、流される流される・・
それまで攻めていたポイントは、あっと言う間に遠ざかり、
岸際のいたるところは波で茶色く濁り、テーマ云々では無い様相を呈してくる。







こうなってしまうと、残される手段は岸のどこかにボートを結び、
一箇所でジクジク粘るしかないのだが、それにしてもこの突然の暴風は・・
と、唖然として、ただただ流れに身を任せていたら、
美味しいポイントは次々と通り過ぎ、
気が付けばミノ谷ワンドの入り口まで来てしまった・・







無念・・ これにてテーマに沿った釣りは終了・・
あとはまた いつものように惰性的に釣ってゆくしかない・・
ち、しょうがないな〜・・と、
こぼしながらもワンド内へと進入し、適当に辺りを探っていたら、
今度は上流から同じように シマヤンさんが流されてきた・・
ゴンボは辛い・・







皆でワンド内を探る事しばし。
風が吹いてしまったので、
今はもう一点に止まっての釣りを余儀なくされているが、
こうなってしまうともう、惰性の釣りとなってくる。
少し奥には美味しそうなポイントもあるのだが、
いちいち移動してはロープを結わえる作業が面倒で、
ついついダラダラと同じポイントで粘ってしまう。
と、やっぱり結果は見えていて、そんな釣りで釣れてくれるバスはいない・・



かなりの無駄な時間を消費した末、ようやくワンドを出る気になり、
ロープを解いて再出船。
一路、最下流を目指そうとしたら、途中、
岬へのチビアダーチョイ投げで、本日2本目のバス(40cm)が釣れた。







またしても岸際キャストでの一匹。
ようするに、私には浅場に上がってきている食い気のあるバスの目の前に、
たまたまキャストが決まった時しか釣れないという事らしい・・









岬をまわり、次に入ったポイントはブイ周り。
ブイ下につくシェードバスを狙ったり、
ブイ周辺の岸際を狙ったりが主なパターンとなる。
先ずはバズベイトをブイに沿って引いてみる。
「シャラララ・・」っと小気味よいサウンドを奏でるバズベイト。
見てると、今にも飛沫とともにバスが飛び出してきそうだが、
生憎これには反応は無し。



次にクランクを引く。 が、やっぱりこれにも反応は無し。
次にノーシンカー、ワッキー、テキサスと、思いつくまま色々試してみるが、
どれも反応は無い。
かくなるうえは、オレンジブイの一つ一つをスキッピングで狙ってみよう・・
と思うのだが、面倒なのでやめた。



左岸を諦め、今度は対岸。
先程同様、同じ事をやってみる。
「シャラララ・・」 「グリグリグリ・・」 「シピピピピー・・」
やりどれにも反応はない。
さすがにレンタルボート店に程近い、いかにもなポイントだけに、
スレているのだろう。 朝一くらいじゃないと駄目か・・
と思ったら、S氏が41cmを釣り上げた。







聞けばやはり岸際へのチビアダーとかで、
魚体を見れば、これも尻尾が赤く切れている、いかにもアフターな奴。
産卵から回復したバスが、夕まずめに浅場へ上がってきたところへ、
たまたまルアーが入ったというところか・・
S氏の釣果にケチをつける訳じゃないが、たまには違った釣りで釣りたいもの・・







さて、そろそろ夕まずめ。
昼前〜6時くらいまでが実釣タイムとなる我々にとって、
これからの1時間が勝負の時。
今日も この夕まずめに備え、一番やりたかったポイントは温存しておいた。
それはここ。 ブイそばにある、岩盤+立ち木エリア。
すぐ横には日吉随一(?)の産卵ポイントであるイビキ谷ワンドが隣接し、
アフターバスが付くなら絶対ココ! という雰囲気を かもし出している。
実際、ビックバスの実績も高い。







岩盤へ慎重に接近し、クランクベイトを乱れ引く。
「グリグリグリ・・」
角度を変えて、再び 「グリグリグリ・・」
さらにずらして、「グリグリグリ・・」
今度は沖へ向かって 「グリグリグリ・・」
と、 「プン!」
が残念ながら、これにはノラず・・
思えば、クランクでアタったのは10年ぶりくらいか・・



クランクが駄目なら、今度は立ち木に接近しテキサスリグを投下。
「スルスルスルー・・ストン・・」 思ったより浅い。 水深4mくらいだろうか。
おそらく岩盤が張り出していて、そこに立ち木が絡んでいるのだろう。
そのままシェイクして様子を見る。


「トン、トン、トン、トン・・」
「トン、トン、トン、トン・・」
ゴリゴリした岩盤の様子が手に伝わってくる。


「トン、トン、トン、トン・・」
バルキーホッグの手が、
シェイクのたびに開いたり閉じたりするのを想像しながら、シェイクする。


「トン、トン、トン、トン・・」
「トン・・、ト・・    コツン!!





「ア、アタったー!、ついにアタった!」 この感触は大きい!
ここへきてやっと岸際キャスト以外でアタった! よし絶対獲るぞ!
慌てるなよ〜、まだアワせるなよ〜、辛抱だぞ〜、
1,2,3 数えてからだぞ〜、



いくぞ〜、「1、2、の〜、サン!

「ビシィィ〜〜!!」


「スカ・・」



無念・・







会心のアタリがノラなかったショックは大きく、
その後の展開については推して知るべし。
ショックを振り払うがごとく、岩盤に向かってあらゆる攻めをしてみても、
魚からの応答は一切なく、
その後盲目的に入った らくだ島周辺でも見事にスカをくらい、
いよいよこれにてタイムアップ。







スタート地点のコンプラへ戻り、シマヤンさんとも合流して、
オカッパリにて最期の悪あがきをするが、
これまで釣れなかったのに、ここへきて釣れる道理もなく、
ダムサイトに沈む夕暮れをバックに、男達の釣りは終了。
遥か遠く長いコンプラのスロープを、トボトボと帰ってゆくのでありました。。






「ドナドナ ド〜ナ、 ド〜ナ〜、 ゴンボが お〜も〜い〜・・」

5月22日  日吉ダム  10:30〜18:00



「うが〜、ついに逝ってしまった!」



先回開いた穴が、立ち上がって踏ん張るたびに「バキバキ」と破断し、
ついにはこんな姿になってしまった。
次の釣行からどうしよう・・?
新しい船を買うにも金は無いし、
修理といっても今更どこから手をつけて良いかわからない程だし、
レンボは早起きしなきゃならないし、これは困った。
ukiten始まって以来、サイト存続の危機なのだ・・。







今日のような浸水具合だと、
次からもこのボートを使うのはあまりに危険だし、
安全を考えても、今日の使用を最後にした方がよさそうな感じ。
2年間にわたり我々の釣行を支えてくれたボートだったけど、
ついに最期の日を迎えてしまったのだ。
短い間だったけど、お疲れ様。







つきましてはこのボート、ukiten30万アクセス突破を記念し、
日頃ご愛顧いただいている閲覧者の方にプレゼント・・
・・・というのは勿論ウソで、
次のごみ収集の日には、ゴムボランドへ旅立つ運命なのであります・・
嗚呼合掌・・







で、肝心の釣果のほうはというと・・
これがもう報告するのも恥ずかしいような内容で、
最終的には、どれもこれくらいのサイズ(40足らず)が2人で7〜8匹は釣れたのだが、







最近の日吉のありえないような好調ぶりからすれば、
とても納得できるような結果ではなし。
曇天〜雨模様、人も少ないという事で、
ランカーゲットも間違いなし!という気分で挑んだのだが、
湖の状況にアジャストする事もせず、
いつものように「岸際ポチャリ」に終始した結果がこれなのでした。
今日は魚が深かったのか?
ネストは一つも目撃できなかったので、産卵活動は終わってるっぽかったけど・・







でもきっと、今日は釣る人は釣ってるんだろうな。
なんといっても、明らかに釣れる気配ムンムンだったし。
今日釣れなかったのは、明らかに我々の腕が悪い。
そんな気がする・・



と、反省しきりで家路をたどり、
家についてBBSを開けたところ、目撃したのがこのコメントでした・・・



日吉依然好調ですよ!! 投稿者:けんけん
投稿日:2005年05月22日(日)20時12分
こんばんはー。今日日吉で爆発しましたあ。おかっぱりで53・52・50と夢のような結果でした。ルアーは王道カットテールとセンコーです。私の友人はレザボアで雨・寒い・濁りの三拍子悪条件の中、豆バスのみだったようです。日吉行ってよかったですう。



「・・・涙」
レザボアの寒さと濁りを予想し、日吉を選んだまでは正解だったのだが・・
5月1日  日吉ダム  10:30〜18:00

日吉ダムへゴムボ釣行して来たので、
簡単な結果報告と、日吉の現状をご報告。。






船を出したのは下流の世木林ワンド。
例年、この時期には春バスが多く集まるポイントだけに、
ビックワンとの出会いを期待しつつ出船。
出船後、ワンド内をスロー走行し、岸辺にネストを探したり、
らしきポイントを撃ったりしながら走行する。





(世木林ワンド最奥。例年産卵場となるポイント)


(開始直後より降り出した雨。皆あわてて雨具を羽織る)




3時間ほどかけ、ワンド全体を調べるが、
岸辺にネスト、及び見えバスの姿は無し。
稀に目前にフラフラと現れるバスはいるが、
皆、一目散に逃げてゆくものばかりで、
ルアーに反応したり、ネストに固執したりするバスは見られず。
ワンド内には他にアルミ・足漕ぎの姿も多くあるが、
誰も釣れてる気配は無いので、
世木林筋を諦め、岬をまわった隣のらくだ島へ移動する事にする。。






(通称らくだ島ポイント。減水時




らくだ島周辺は、一転して一大産卵場の様相を呈していた。
島のグルリの岩棚には、今まさにくんつほぐれつしているものや、
ネスト上で相手を待ち構えているもの(♂)、
そのネストへ入ろうと、チャンスをうかがい周囲をグルグル回遊するもの(♀)らで、
大中入り混じっての大賑わい。
何れも目算45程度のものが、ざっと見ただけで7〜8匹ほど。








なぜ岬を隔てた隣のワンドへ来ただけで、
これほど多くの産卵バスを目撃するのか理解に苦しむが、
ネストを守る雄バスの中に、一匹だけ自分にも釣れそうな個体がいたので、
ティーズワームのジグヘッドリグで釣らせてもらった。







本当ならば周囲をグルグル回る、
たっぷりとお腹の膨らんだ雌の方を釣りたかったのだが、
そちらのバスは全く手に負えなかったので、いたしかたない。
せめてもの償いに長さも計らずサッと逃がしたら、
またすぐに元の巣へと戻っていった。
あとは誰にも釣られる事無く、無事産卵を終えて欲しい。




(巣に戻ったバス)



再度同じバスを狙おうとするS氏に 「2度釣り禁止令」を発した後、
別のネストバスを探す。。



探してみると、島周りには容易に多くのバスを見つける事が出来るが、
アルミ艇のように距離を置いてステイしながら狙うことが出来ず、
また鋭い岩肌の為、ボートを横付けすることもならず、
ろくなアプローチが出来ないまま、
ランカーサイズを目前にイライラしながらの釣りが続く。



イライラが限界に達した時は、ふいに島を離れ普通の釣りもしてみるが、
やはり、普通の釣りには身が入らず、
また再び島へ戻ってネストのバスを狙う。
そんな事を繰り返すうちに、だんだんと陽は落ち、
あっという間に帰る時間となってしまった。



以上、これが今日の日吉釣行のあらまし。
いわゆる「ネストの罠」にハマった一日だったが、
間違いなく日吉の産卵活動はピークに達していた様子。
ダム全体を回った訳ではないので、上流域がどうだったのかは知らないが、
少なくとも下流域はピークを迎えていた模様。
それくらい、らくだ島にはネストが多かった。


ただ、なぜ世木林にバスの姿が無かったのかは不明。
もしかしたら、目に付きやすいシャローのネストバスは、
すでに連休前半に抜かれていたのかもしれない。
くれぐれも私感ではありますが・・。