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6月26日  日吉ダム  11:00〜16:00



いやぁ、今日はしんどかった。
例年この時期、お約束のように大減水し、
水際までの距離が、
遥か一万光年の彼方へ遠ざかってしまう日吉ダムだけど、
やっぱり今年も酷かった・・


今日はいつもの小倉谷スロープは使わず、
世木林より台車を使用してのエントリーだったけど、
正直、準備中に熱中症で死ぬかと思った。
例年、限界に挑むかのように、
あえて大減水の日吉ダムにチャレンジしてるけど、
(だって普段見られない景色が見れるのだもの・・)
もうこんな無茶は最後にした方が良いかもしれない・・







膨らませたボートに一切合切を放り込んだ後、
台車2台を使って一気に下まで運び降ろすの図。
本来ならスロープの向こう側でセッティングしなきゃいけないのに、
間違ってスロープのこちら側でセッティングしてしまったので、
再びバラして向こう側へ運びなおしている。
この時点で既に熱にやられていたのかも・・







大汗をかいて、全ての道具を運び降ろした後、
待ち受けていたのが、この景色。
なんといっても最大減水時にはこんな景色になってしまうのだけど、
このまま雨が降らなければ、再びこうなる日も近いかも?
まあ、それはそれで個人的には面白いんだけど、
次の雨は一体いつ降るのだろうか?



で、肝心の釣果の方はどうだったかというと、




写真中央の岬の出っ張りがコンプラで、ここからスタートした後、
対岸へ渡って、本流沿いの垂直岩盤を攻め、
その後、そのままミノ谷ワンドへ入ってワンド内を一通りやった後、
対岸へ戻って、らくだ島周辺の攻略。
といった行程だったんだけど、



結果、本流沿いのスタンプでS氏が1本(ノーシンカー)、



同じく本流沿いのスタンプで私が44cmを1本(バズベイト)、



ミノ谷最奥でもう1本(バズベイト)、



そしてどこだったか忘れたけど、30クラスを最期に1本(バズベイト)
といった内容。
正直、ゴンボ準備で既にバテてしまって、
その後の釣りは物凄く散漫なものになってしまったんだけど、
やっぱりコンディション的にはかなり厳しかったみたい。


毎日の減水で、湖面はどこもうっすら白く濁ってたし、
長引く枯雨という事で、魚がとてもタフっていた感じ。
回った箇所が限定されるうえ、
時間帯も例によって一番釣れない時間帯だったので、
展開次第では、また違った結果になっていたのかもしれないけれど、
恐らく次の雨までは厳しい状況が続きそうな気配。


それはまでは朝夕に絞ってのオカッパリ、
もしくは、普段見られない大減水のダムを上から見て楽しむ。
くらいが良なんじゃないでしょうか?

6月5日  日吉ダム  10:30〜15:30

日吉がトーナメントだというので、レザボアにしようと思っていたところ、
昨日の大雨でレザボアが激濁りになったと判明。
なので今回もまた日吉へ。。






向かう途中、
ヒッチハイクをしながら日本一周しているという学生さんをコンビニでひろい、
彼を丹波町まで送り届けた後、大急ぎでダムへ行くと、
既に準備を済ませ、遥か彼方の水際でオカっぱってるシマヤンさん。
慌てて悪夢のスロープを一切合財担いで駆け下りたら、
途中で転んでしまったうえに、肝心の座席板を車に忘れてしまって、
結局2度も往復するはめになった。
朝からひと騒動あったけど、今日は釣れるのだろうか?



10:30 全ての準備を整え、小倉谷より出船。
今日はいつものS氏が所用につき欠席の為、
シマヤンさんとふたり、手漕ぎゴムボ2艇での釣行。
なので近場で如何に上手く釣るかが今日のポイントとなる。
合わせてトーナメントのプレッシャーもあるだろうし、
なかなか今日は条件が厳しい。
どうしたものかな?と考えつつも、ワンドを出たあたりで様子を見る。







約小1時間、2人してワンド出口を攻めるも何の反応もなし。
湖上にはトーナメンターや一般アングラーの姿もかなりあるうえ、
昨日の雨による濁りもあって、コンディション的にはかなり厳しそうな感じ。
時期的にもポスト〜アフターな頃だろうし、
やっぱり今日も苦戦が予想されそう。
このままでは いつものようなダラダラモードになってしまう事必至・・・



という事で、ここらでひとつ今日の作戦を検討してみる。
「手漕ぎ+ハイプレッシャー+濁り」を考慮してあれこれ考えた末、
結果、こういう結論に達っした。
夕方までの時間を、「対岸の岬と急深スタンプ」に費やし、
夕まずめのゴールデンタイムを、「岸際スキッピング」に費やす。
自分の腕前を考えると、これでも釣れて数匹だろうが、
ダラダラモードを避けるには、テーマを持つ事も必要。
どうなるや分からないが、とにかくこれでやってみる。。








シマヤンさんから離れ、「太平洋横断独りぼっち」状態で湖上を漂う事しばし。
やってきたのはこんな岬。
見たところ、まだ濁りの影響は少なく、なかなかに良さげ。
岬をまわった奥には産卵に良さそうなワンドも控えてるし、
アフターバスの付き場として、また回復魚の餌場としても期待できそう。
今日はゴンボに一人乗りという事で、
タックルはいつもの倍の4本を用意しているし、
これらを駆使して、岬を攻めきるつもりでやってみる。







先ずはボートを岬横に結わえ、岬の張り出しを狙ってクランクから。
「トカカカカ・・」と岬の張り出しを横切るように数投。
更に角度を変えて岸と平行にも数投
次にスピベに持ち変え、もう少し深い所を同じように数投。
またまた角度を変え数投。
それでも反応が無いので、今度はテキサスにチェンジし、
チョイ沖のブレイクに絨毯投下。
フォール中のアタリに集中しながらも、ボトムへ到着したなら、
そのまま手元までズル引きorボトムバンピング。
そして最期の締めとして、岬周りへのノーシンカースキッピング&フォーリング。



ここまで執拗な攻めは、普段とてもじゃないが面倒で出来ないが、
今日は手漕ぎで動き回れないという事と、
一人乗りの気ままさから、思う存分に攻めてみる。
すると・・
最期の締めとして投じたデスアダー5inノーシンカーに、
「グググ!」っと押さえ込むように、40前後のバスがヒット!






散々あれこれやって、結局釣れたのはいつものノーシンカーというのがアレだが、
一連の攻めの中で結果が出たのは嬉しい。
引きの強さや尻尾の回復具合から見て、
コイツは産卵から回復して、岬へ餌をを探しに来た、
いわゆる「回復組」のバスかもしれない。
だとしたら、テーマに沿って釣った魚だといえるかも?







一匹釣れたからといって決して連発しないのが、自分らしいところ。
その後も同様の攻めを繰り返すが、2本目はなかなか出ない。
岬をランガンしてゆけば、或いは出るのかもしれないが、
手漕ぎの労力を考えると、それも辛い。







例によって例のごとく、お昼を過ぎた頃から猛烈に風は強くなるし、
これはもうどうしようもないという事で、ワンド内へ入ることを決心。
ロープを解くと、「ピュー」っと頼みもしないのに、
あっという間にワンド内へ入っていった・・







たどり着いたのは、ワンド内のこんな所。
ちょうどワンド出口をちょっと入ったところにある、コンクリート壁だが、
すぐ横には橋脚もあって、いかにもな様子。
ワンド奥で産卵を済ませたビックママがメインレイクに帰る途中、
立ち寄るには絶好なポイント。(な気がする)
絶対いる!という信念のもと、
壁に沿って3.5inホッグのテキサスリグを引いてみる。



「スルスルスルー、 ストン・・ ゴリゴリゴリ・・」
コンクリートの感触がありありと伝わってくる。
水中に目をやるとコンクリート壁には、ゴリらしき魚もへばり付いているし、
そんな魚と勘違いしてくれないだろうか?



「ゴリゴリゴリ・・」
手元まで丁寧に引いてくるも反応が無いので、
今度はもう少し沖よりに落とし、コンクリートとボトムの境界あたりを引いてみる。
「スルスルスルー、ストン・・ゴリゴリゴリ・・」
すぐに体勢を変えようとするボートを、
片手にロッド、片手にオール状態で維持しつつも、引いてくる。



「ゴリゴリゴリ・・」
と、すぐ前方にアルミのトーナメンターが。
いいおっさんがゴムボートで、ロッドとオールを手に四苦八苦している姿は
さぞカッコ悪く見えるんだろうな〜・・
と思いながらも、「ゴリゴリゴリ・・」
と・・



「コ・・・」
という消え入りそうなアタリ!
得てしてこういう極小のアタリはビックバスな場合が多く、
しばらく送り込んだ後、フッキングが正解なのだが、
目前のトーナメンターに見られている手前、スカしたらえらくみっともない。
どうしようかな?と一瞬考えるが、
裏腹に身体は勝手に反応していた・・



「ブイシィィィー!」



と、満月状にしなるロッドと確かな重量感!
「よし! やっぱり魚だった!」と、思ったのも刹那、
グングン下へ潜行しようとする魚と、どうにか上へ持ち上げようとする私。
結構なトルクに一瞬あせるが、最初の突っ込みを耐えたら、
すぐに勢いが無くなった。
あとはもうハンドル全開でグリグリグリ巻き取るだけ。
それほど抵抗されることも無く、中層まで持ち上げたところで、
念の為、追い合わせを1発。
たわむゴムボにフッキングが怪しかったので、更にもう2,3発追加。
どんどん巻取り、ボートべりまで寄せてきたら、
腹の下から手を入れて、鷲づかみランディング。


よし、獲れた!



  



と、計ってみれば先週と全く同寸の47cm。
尻尾の先が赤く傷ついていて、どうみてもこれは産卵直後のバス。
予想していたとおり、コンクリート壁に身を寄せて、
傷の回復を待っていたのだろうか。
お疲れのところ申し訳なかったが、狙いがハマって最高の気分。
丁重にお帰りいただく。
この一匹はかなり嬉しい。









風が止んだので再びワンドを出、今度は岬横のスタンプ狙いに切り替える。
日吉には数々のスタンプエリアがあるが、岬に絡むスタンプで、
朽ち果てもせずに これほど綺麗に残っている所はそうは無い。
またまた「絶対いる筈!」という信念のもとやってみる。



クランク乱れうち→スピナベ乱れうち→テキサス乱れうち→ワッキー乱れうち
そんな感じで少しづつ横移動しては、やってみる。



そしてしばらく後、、





釣れた! 今度は41cmが釣れた!
テキサスリグでチョイ沖のスタンプをゴリゴリやっていたら、
「カツン!」とひったくるようなアタリで釣れた!
腹を見ればポッコリと膨らんでるし、たっぷり餌が詰まってる感じ。
やっぱり岬で釣れるバスはコンディションが良い。
これまた狙い通りの一匹で、気分は最高。
たまに独りでやるのも、マイゲームを貫けるので良いかもしれない。







数こそ出ないものの、イメージした魚が釣れてる事に気分は上々。
その後も岸沿いのスタンプをご機嫌で攻め続けるが、
そう易々と釣れるものではない。
そうしてる間にも、あっという間に日は暮れ、
ここらでスタート地点へもどりつつ、岸際をスキッピングで流す作戦に変更。
またまたロッドとオールの両刀使いで、岸沿いを帰ってゆく。
しかし、いつものような夕刻限定ボイルに出くわすことも無く、
気が付けばもうゴール目前。



ここで朝からほとんど合流する事のなかったシマヤンさんに合い、
お互いの釣果を確認するが、
シマヤンさんは結果、2匹の釣果だったそう。
2人でも5匹とは厳しい一日だが、
私的にはマイゲームも貫けたし、そこそこサイズも出たし、
十分満足の内容。
今思い返せば、朝一、あのヒッチハイカーを乗せた事で運が付いたのかな?