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10月23日  日吉ダム  11:00〜17:00


先回釣行は琵琶湖につき、レポご法度だったので、
釣行記として書くのは、これが約4週間ぶり。
随分久しぶりの釣行記となるので、
ここはひとつ、威勢良く書き進めていきたかったのだが・・

まあ、ボチボチ振り返ってゆきましょう。。









晩秋を思わせるような冷たい雨の中、
いつもの小倉谷ワンドへと到着。
明るい空に反し、なかなか降り止まない雨に、
まだ止まぬか!と、恨めしく思いながらも、しばしの車中待機。
そのまま30分ほど待ったら、ようやく小降りになったので、
今だ!とばかりに、ササッと出陣ス。
   ・・・のはずが・・







途中、「プシュ〜」っという景気の良いエアー漏れの音に、
思わぬ大穴を発見し、急場凌ぎの補修を施す。
(グラブの尻尾は万能修理材)








そして出船。
再び振り出した雨の中、今更ながらも、
どこへ行こうかと周囲を見渡してみるのだが、
見れば湖上のあちこちには、数多くのアルミボート。
ライブウェル搭載の2人乗りアルミボートが多い事から察するに、
どうもポパイのペアトーナメントくさい。
瞬間、エキスパート達に蹂躙された湖を想像し、
半ば今日の釣りが終わった心境になる・・。








別段あてがある訳でもなく、
ふらふらと岬を回ってやって来たのは、こんな所。
操船のS氏は珍しく魚探を覗き込みながら、
ボートをクルクルと回し、ふと停船したかと思えば、
「ここが4mから一気に落ちるブレイクだ!」と、言うので、
「ホンマかいな?」と、思いながらもアンカーを降ろす。
そして、実釣開始。。







10分、30分、60分・・ 何事も無く時間だけが経過。
それぞれブレイクと思しきラインに沿い、
テキサス、スピナベ、ワッキーなどを打つも、生体反応は無し。
やっぱりブレイクはでたらめだったか・・。
釣れんは、寒いは、冷たいは、おしっこしたいは、お腹すいたは、
ケツ痛いは、阪神弱いは・・・
今日もまた厳しい釣りになってしまったな〜
と、あれこれ愚痴っていたところ・・








横でS氏がロッドをグイグイしならせながら、
30後半くらいのバスを釣り上げた。
聞けばやっぱりブレイク上をチョンチョンやっていたそうで、
リグはキンクー5inのワッキーだとか。
見れば、フックには大きいガン玉が付いていたので、
ジグヘッドワッキーでもイメージしたの?
と聞くと、「それ何?」との返答・・
相変わらず時流に疎いS氏だったが、とにかく釣ったのはあっぱれ。









その後、同ポイントでのアタリも無くなったので、
お待ちかねの食事&おしっこタイム。
ボートを岸辺に結わえ、お弁当箱と化したタックルボックスから、
冬場の定番メニュー「船上鍋セット」を取り出し、
寒さに震えながら食事する。
次々にアルミのトーナメンターが好奇の目で通り過ぎてゆくのが
少々恥ずかしいが、やはり船上鍋はまことに美味い。


因みに今日の私の鍋メニューは、ラーメンライス。
ライスは家より凍らせメシを持参したのだが、
麺汁とほどよく絡み合い、最後の一粒まで美味しくいただけた。
次は、餅や卵を持参するのも一興かもしれない。










腹も満たされ身体も少しばかり温まり、
ホッと人心地ついたところで、次に入ったのはこんな所。
いわゆるワンド入り口の岬。
ワタシ的にかなり好きなポイントで、真冬でもやる所。
今日はどうだろうか? と探ってみる。



10分、20分、30分、60分・・ どうも今日はよろしく無い様子。
まるで反応が無い。
トーナメンターは既に帰着し、湖上は貸し切り状態になったのだが、
雨風は更に酷くなり、釣っているのがだんだん辛くなる。
手は寒さに痺れ、集中力も途切れ、早くも限界な感じ。
まだまだ秋だと油断していたら、一気に冬がやってきたよう。
こりゃ、このまま来年まで釣れないなんて事も・・
と、あまりの寒さ、釣れなさに、どんどん消沈していたら・・



「しまったぁぁぁーーーー!!!!!」
という大絶叫と共に、唖然とうなだれるS氏の姿。
一体何が起こったのかと問えば、
アンカー操作に手をとられる隙に、
愛用のスピニングタックルを水没させてしまったのだとか・・
しきりにアンカーでロッドを引っ掛けようとしているが、





それはどう考えたって無理・・
気の毒だけどもう諦めるしかない。
私のような、こんなミラクルでも起こりえない限りは・・










消沈のS氏を乗せ、ボートは再び小倉谷まで舞い戻る。
ベイト一本ではどうしようもないというS氏は、
とぼとぼとスロープを返り、新しいスピニングタックルを携えてくる。
そうしてまた、どこへ行こうかと思案するのだが、
最近調子の悪いバッテリーは、既に残量が残り少ない。
結局、行くあても無いまま、近場を彷徨うことに・・。










寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、ボート流される・・
寒い、釣れない、寒い、阪神弱い・・




小倉谷より再出発し、角谷、段々畑と風の吹くまま
流されるままに釣り進めるが、どうしたって釣れてはくれない・・
これがせめてもう少し早い時期なら、
夕まずめのフィーディングタイムに当たる可能性もあろうが、
こう冷え込んでしまうと、ボイルの一つすら無い。
ピンポイントの一つでも持っていれば
何とかなるのかもしれないが、それも無いし・・








という事で、釣れないままにもう夕暮れ。
盲目的に入った立ち木ポイントで最後のあがきを試みるも、
ここではチビアダーの早引きに、
50クラスの「鼻先プイ!」があったのみ。
結局、半日強を費やした今回の釣りも、
S氏の一本を最後に、何事も起こらず終わった訳・・

しかしまあ、我々的秋のダム釣りは、大抵いっつもこんなもん。
釣れればラッキー程度のものなのだ。。