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12月11日  日吉ダム  10:00〜14:30


「ザッ、ザッ、ザッ、ザッ・・」
日吉はミノ谷の廃スロープを、「ゴンボゲリラ」よろしく伝い降りる、私&S氏。





湖面を眺めつつ、いつもの如く岬の先端にて出船準備を済ませば、
そこに待ち受けるのは、改造ゴンボの「roroさん」、
ならびに赤いゴンボの「シマヤンさん」。
今日を今年最後のゴンボ釣行と位置づけた面々は、
「終わり良ければ全て良し!」とばかり、
並々ならぬ決意で寒風吹き荒む湖面へと滑り出す。。






「ほぉ〜これですか、新艇roro号は!」
「コンパクトにまとまっていて、使い勝手がよさそうですね〜」
「改造フットの具合はどうです?」


「いや〜、一応スタビは付けたんですけどね〜、
小さすぎてまだ操作性が悪いですわ、カーブでは恐々という感じです。」
「これから更なる改良が必要ですね」


「え〜、そうなんですか〜、私らのボートから見たら羨ましい限りですけどね〜」
と、ゴンボ談義をすることしばし。
十分roroさんの改造ゴンボに舌鼓をうったならば、
いざ、それぞれが思い思いのポイントへと散る。






今日は対岸の立ち木で粘ると言い残し、
逆巻く波を乗り越え、あっという間に小さく見えなくなるシマヤンさん。





先ずはワンド内を探ってみようと、
橋脚周り、ワンド内ワンド等をやってみる、私ら&roroさん(写真奥)
結果やいかに・・?





防寒着が全く意味を成さなくなるような寒さの中、
何とか釣果にありつこうと足掻く事、約2時間。
それぞれがワンド内の要所を様々な手で攻めてみるが、
魚からの反応は無し。
流石に寒波大接近という悪条件がたたってか、
湖面には生命感が一切感じられず、
先回、先々回のようなベイトの回遊もなし。
やはり期間限定シャローパターンは、もう終わってしまったのか・・?
攻め手の無いままワンドを離れ、本流へと向かう。






本流で待ち受けていたのは、ダムサイトからの大きくて強い流れ。
アンカーは何の役にも立たず、
軽いゴムボは、さながら舞い散る木の葉のよう。
スルスルと流される中、あらゆる攻め手は禁じられ、
もうどうにでもしてくれ!
と、なかばヤケクソ気味にクランクを乱れ撃っていたら、
なんとナイス虹鱒が釣れてしまった・・。





ワタクシ的、虹鱒レコード更新。
例年、この時期はバスよりマスが釣れてしまう日吉ダムだが、
マスが釣れだすとバスは釣れなくなるのが、ここの通説。
ひょっとしたらこの虹を最後に、今年も終わってしまうのか?
などと一瞬脳裏に浮かんでしまったら・・



・・数時間後、恐れは現実になっていた・・
この後の展開については書いてもつまらないし、
もう思い出すのも辛いので省略してしまう事にするが、
一応概要だけ説明しておくと、


対岸のラクダ島横コンクリート壁。



ラクダ島ワンド内。

ラクダ島横立ち木周辺。



ダムサイトブイ周辺。

ミノ谷。


と、下流コース一巡をやって、皆完全ノーバイトの完全ノーフィッシュ。
午後2時過ぎ、あまりの寒さ釣れなさに、
誰ともなく 「もう帰ろうか・・」
というギブアップ宣言が発せられるまで、
何事が起こる事もなく、ただ時間だけが経過。
大寒波接近中というさなか、
中年ゴンボ隊(今、命名)の威信をかけ頑張った今回の釣行も、
終ってみれば、またかの「お約束的結末」。
釣らない我々が悪いのか、釣れない湖が悪いのか、
またしても釣りの神さんは、我々には微笑んでくれないのでした・・


嗚呼、悲しき中年ゴンボ隊。来年こそ幸あらんことを!
(というか誰か釣って・・)