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6月25日 世木ダム 9:30〜18:30 |
![]() (24日の日吉隠密釣行でS氏が釣った51cm) ここ数日、密かに職場帰り釣行を繰り返し、 日吉と世木で45、47、51を釣り上げたS氏によれば、 今、最もhotな釣り場は世木ダムで、 しかも夕方6時以降にビックチャンスがおとずれるんだとか。 今回はその言葉を信じ、久しぶりに世木ダムへと行ってみた。。 ![]() そぼ降る雨の中、ゴンボの利を活かし、 上流は川筋付近よりゲリラ出船。 アフター回復魚が川筋へ遡上するのを期待し、 最上流部のチェックへ向かう。 「ピー、チチチ・・」「ケキョ、ケキョ・・」 鳥達がさえずる中、雨に煙る川筋を遡上。 川岸のエグレやブッシュにワームを落としながら、丹念に探ってゆく。 この時期、こういった岸際に回復魚がつくのは我々的お約束だが、 果たして今日はどうだろう? 今年も入っているのだろうか? 期待しながら流してゆく。。 ![]() (がけ崩れ現場とマイクロバス) 遡り出して暫く後、S氏がマイクロバスをキャッチ。 これにてこの川筋にもバスが入っている事は証明されたが、 残念ながら、これは期待していた魚とは程遠い体躯。 今年は全国的に産卵が遅かったというが、 回復魚が入って来るのもまだ先なんだろうか? 更なる上流にパラダイスがある事を信じ、引き続き遡上してゆく。 ![]() ほどなく進んだ後、ゴンボ限界地点まで到達。 途中、マイクロバスは何本か追加したものの、期待の回復魚は出ない。 水は遡るごとにマッディーなってくるし、 覗き込む水面にもベイトっ毛は少ないし、という事で、 これはもう時期尚早だったと判断。 この地点にて折り返す事を決意し、 対岸をサラッと流しながら、メインレイクへ下る事にする。 どんぶらこっこ、どんぶらこっこ、、 そんな感じで流されたら、あっという間に本湖手前。 景色は一気に開け、水深50cm程のシャロー帯が広がりだす。 そしてそのすぐ先は、もうダム本湖。 さっきまでの最上流部に回復バスの姿はなかったが、 もうこの辺りまでは上ってきてるんじゃ? そんな期待を込め、ボトム丸見えのシャロー帯を注意深く見渡す。 と、沢山のヘラやニゴイに混じって、お目当ての彼らがいた! ![]() 目算50前後だろうか? しかも3匹もいた。 浅瀬に沈んだブッシュから一本の枝がニョッキリと飛び出しているのだが、 その周囲をしきりにウロついている。 見た感じネストがらみでも無さそうだし、ポストでも無さそう。 これは案外釣れる魚では?! と、手にしていたチビアダーを咄嗟に投げ入れると、「ピピピ!」 その中の一匹が尻尾を俊敏に動かしワームへと直行した! 「ドキドキドキ・・」 緊張しながらアタリを待つ。 が、あの素早さからすると絶対食っている筈なのに、 しばらく待ってもアタリがない・・ もしや食わなかったのだろうか? 首をかしげながらロッドを縦に持ち上げてみれば・・ 「グィーン!」 とたんに横へ走り出した!! 「バシャバシャバシャー!!」 背びれを水面に出しながら、水面直下を右往左往するバス。 浅すぎて潜る事もならず、障害物に隠れる事もならず、 むやみやたらに走りまわり、強烈な抵抗を繰り返す。 ロッドは満月上に曲がり、リールはギシギシ鳴り、 はやくも限界ギリギリ。 そのうちボートを障害物だと思ったのか、 しきりにモーター付近に入り込もうとするし、 その度ごとに寿命が縮まる思い。 あまりに執拗な抵抗に、これはいよいよ駄目かもしれない・・ と、そんなふうに思い始めた矢先、「スポ!」 S氏が差し出すランディングネットに自ら入ってくれた。 ![]() そんなこんなでようやく釣る事が出来たのは、51cmのバス。 尻尾はギザギザに痛み、身体も痩せ気味なので、 産卵後しばしの魚だろうか? あの暴れっぷりからすれば、既に体力は回復していると思われるので、 もしかしたら、これから川を遡るだったのかもしれない。。 ![]() シャロー帯を調べ尽くした後、今度は川を離れて本湖へ。 さっきみたいな、いち早く回復したバスが本湖内にもいる事を願い、 らしきポイントを探ってゆく。 ![]() ![]() ![]() ワンド、岬、浮き桟橋、岩盤、流れ込み etc.. そんなポイントをノーシンカー、テキサス、ワッキー等で探ってゆく。 すると、要所要所で小バスがテンポ良く釣れてくる。 やはり6月の雨ということで、魚の活性も高いのだろうか? 狙いはもっと大きな魚だが、悪い気はしない。 撃っては進み、撃っては進み。 最近ようやく慣れだしてきたフットコンを操り、 小バスと戯れつつ、奥へと進む。 ![]() 雨の中、船上ランチも済ませ、 次にやってきたのは、とある岬横のシャローストレッチ。 岸際にはスイレンが自生し、 オーバーハング気味に樹木が垂れ下がっている。 岬横のストレッチという事で、 普段からベイトっ毛も多く、バスも良く釣れるポイントなのだが、 ここにお目当ての回復魚はいるだろうか? さっきまでより、気持ち丁寧に探ってゆく。 ![]() 探ってゆくこと、しばし。 お目当ての魚はいた! 岸へのチビアダーちょい投げに反応したのだが、 もうすでに十分回復したと思われる46cmのナイスバス。 たっぷり飽食しているせいか、 さっきの51cmよりも明らかに重く、体色も艶々。 自分が釣り上げられた事実に気付いてないのか、 釣られた後も延々ヒレを動かし続けているし、いかにも元気そう。 撮影した後、そっと逃がしてやったら、一目散に湖底へと逃げていった。。 と、唐突ながら今回の釣行記はこれにて終了。 この後も夕暮れまで雨の中の釣りは続き、 順調に小バスを追加しつつ、 目算46〜47cmのバスをランディング寸前でバラすという、 いつもの失態を犯してしまうのだが、 それでも我々の普段の釣りからすれば、この日の釣りは十分納得。 超マンネリな岸際チョイ投げが通用する、 年間でも数少ないチャンスに上手く出会う事が出来たし、 久しぶりの世木ダムの様子も、なんとなく理解できた。 |