ゴムボートバッシング
〜 スローバッシングのススメ 〜



basstank管理人さんの快適改造テクニック

今回御紹介するゴムボートは、中国地方の野池群をメインに御活躍されている、「basstank」管理人さんのbasstank号。 一日に10近くもの野池をゴムボでランガンされるという、独自のスタイルをお持ちの管理人さんは、今回、作成にあたり、シンプルかつ軽量という事を念頭に、改造をなされたそうだが、その具体的な仕様とは、一体どのようになっているのだろうか? 以下、いつものように頂いた画像とコメントをもとに、御紹介させていただきます。





先ずは、これがbasstank号の全景。 ベース艇をアキレスの4人乗りボート、 PV4−542とし、そこへ自作のエレキマウント、ラダーマウント、ロッドホルダーを設ける事により、快適な一人釣行艇を実現されている。 続けて各部の仕様についてだが、 




 



これは後部ラダーマウントの図。 後にご紹介するパーツについてもそうだが、basstank管理人さんの場合、改造にあたっては、この取付金具を多用されている。 きっと軽量化&強度を考えるとき、好都合な材料だったのだろう。 ゴムボートとの接触面には、「ゴム板」を装着する事で、ボート表面の保護と、台の固定も実現されているそうだ。





次にエレキマウントだが、こちらも軽量化という事で、定番のフラットデッキにはせず、チューブ部のみに上乗せする方式を採られている。 ベース素材には桐をチョイスされたようだが、その理由とは、他の木材や合成木材よりも軽く、加工しやすくて腐食にも強いということだとか。 これだと、54ポンドエレキのフルスピード走行とストップでも、全く不安に感じることは無いらしい。



 


特徴的なのはその取り付け方法だが、これには既存の竿掛けモールドに加え、以前御紹介させていただた「ワンタの父さん」発案の、ターンバックルも2個使用されたようだ。 巧みの技は順調に継承されている。 因みに設置台の詳細は、「桐:長さ90cm、幅20cm、厚さ1.3cm」だそうで、全体を黒で塗装し、裏面にはゴム板を貼り付け(ボルトで固定)る事で、マウントのズレを防止するようにされているらしい。






続けてロッドホルダーだが、こちらも作成には前述の固定金具を利用されている。 穂先側には保護の為のスポンジを取り付け、最大7本のロッドが搭載可能になるらしいが、もはやこのあたりの改造は、ゴンボ派にとっては必須項目。 ご自身のフィッシングスタイルに照らし合わせ、皆さんそれぞれに素晴らしいものを作成されておられる。basstank管理人さんの場合もぬかりは無い。





最後にチェアーだが、basstank管理人さんの場合は、脚立と座布団を利用されておられる。 この脚立、もはや改造ゴンボには定番的パーツとなってしまった感があるが、軽量・コンパクトを念頭におく時、何かと勝手が良いのだろう。 外せないアイテムである。





と、以上で今回basstank管理人さんから御提供いただいた画像とコメントは全て御紹介させていただいたのだが、上の写真はbasstank号の改造パーツ全てが写ったもの。 どうだろう? 十分な快適改造が施されているにもかかわらず、以外にもパーツが少なく感じるのではないだろうか? これを見ると、いかにもbasstank管理人さんの開発コンセプトが窺い知れるようだ。


 ゴムボート走行動画(WMV形式:20秒、約2.2MB)






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